第２１話 ページ22
〜Aside〜
ﾑﾝﾄﾞｸ「そうじゃったな…
しかし……」ﾁﾗｯ
じっちゃんはチラッと私を見た…
貴『…私も言ったはずだ。
…ヨナ姫と離れてはいけない気がするんだって…』
ﾊｸ「…！」
貴『もちろんそれだけじゃないけど…
ハクの事が心配なのも確かだし…』
ﾊｸ「…あのなぁ」
貴『なんとなくだけど…こうなる事は分かってた。
…だから、ちゃんと準備もしてきてる…』
そう言って、
門の影に隠しておいた長剣と少量の荷物を取り出す…
ﾊｸ「お前…」
ﾑﾝﾄﾞｸ「姫様もお前と一緒に行くんだ…
Aの意見を受け入れるには十分だろう…」
貴『あの日…３人でお酒を飲み交わした日の夜…
ハクが部屋を去った後…じっちゃんと話したんだ…』
私は頭の中に
その時の会話を思い出す…
………
貴《ねぇ、じっちゃん…》
ﾑﾝﾄﾞｸ〈どうした…？〉
貴《ハクはヨナ姫をここに置いて行くって言ってるけど、ヨナ姫は多分…ハクについて行くと思うんだ…》
ﾑﾝﾄﾞｸ〈どうしてそう思うんじゃ？〉
貴《それは分かんないけど…そう思うんだ…。
…それでね、さっき私…ヨナ姫と離れてはいけない
気がする…って言ったでしょ？》
ﾑﾝﾄﾞｸ〈そうじゃったな…〉
貴《ハクの事が心配なのもあるけど…
…ヨナ姫がハクについて行く事が決まったら…
私もついて行ってもいい？》
ﾑﾝﾄﾞｸ〈…！〉
貴《なんかさ…ヨナ姫の近くにいると…
ホッとするような…落ち着く感じがするんだ…
それに…
ﾑﾝﾄﾞｸ〈…そうか。それが…幼い頃の
お前が言っていた “宿命” なのかもしれんな…〉
貴《…うん》
………
その全てをハクに話した…
ﾊｸ「…ハァ。分かったよ…連れてくよ！
正直言って…来てくれるのは結構助かるからな」
貴『何で助かんの…？』
ﾊｸ「俺１人で姫さんを守る事は当然できるが…
途中…危ない橋を渡らなきゃいけない時もあるだろう…そん時に俺１人じゃ、ちーと不安だからな…」
貴『ありがとう』
ﾃｳ「Aまで居なくなるのか…寂しくなるな」
貴『じっちゃんとテウも元気で！』
ﾑﾝﾄﾞｸ「気をつけてな…」
そして…私達は歩き出す…
貴『ヨナ姫…自己紹介がまだでしたね…
私の名はA…宜しくお願いします』
ﾖﾅ「もちろんよ！よろしくね」
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シーナ(プロフ) - 蘭さん» 更新が遅くてすみません…(￣▽￣;)頑張りますので…これからもご愛読下さいませm(_ _)m (2020年6月21日 14時) (
レス) id: c57912c848 (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - 続き待ってます！ (2020年6月21日 13時) (レス) id: b5eb63bfb4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゼニガメ | 作成日時：2020年6月9日 3時
