第１９話 ページ20
〜Aside〜
ハクは気にせず
そのまま話を続ける…
ﾊｸ「つーわけで、
次期・風の部族長はテウ…お前だから…」
貴『どーすんのかと思ってたけど…
やっぱりテウなんだ〜…』
ﾃｳ「やだよ！めんどくさい！！
…の前に色々あるけど…リナさん置いて行くの！？」
ﾊｸ「最後くらい顔を見ようかとも思ったけどな…
アイツの事もまとめて頼むわ…」
ﾃｳ「ワケありのお姫様なんて…荷が重いっすよ…」
テウがそう言うと、ハクは少し驚いた顔をした…
ﾊｸ「お前、気づいて……」
ﾃｳ「…Aに引っ付いて寝よ」(-_-)zzz
貴『ちょ…なんで私！？…っていうか、さっき背中
預ける奴がいないと眠れないって言ってたじゃん！』
そんなやりとりをしていると、
遠くから声が聞こえた…
貴『……ハク、あそこ』
ﾊｸ「…は？」
ﾃｳ「…？」
ﾖﾅ「ハクーーっ！！」
ﾊｸ／ﾃｳ「「…っ！？」」
ﾖﾅ「私…ここを出る！一緒に来なさい！！」
そう放たれたヨナ姫の言葉に、
ハクはもちろん…私とテウも驚いた…
ﾊｸ「…何だって？」
ﾖﾅ「ここを出るの！ここに居たら、
風牙の都を争いに巻き込んでしまう！」
ﾃｳ「……。」ﾁﾗｯ
貴『……。』
…やっぱり不思議だ…
この人の…ヨナ姫の声は…ヨナ姫の近くは…
すごく…ホッとするような…落ち着く感じがする…
ﾊｸ「…帰れ。長老にはその旨伝えてある。
もうここは大丈夫だ…あんたはここで静かに暮らせ」
ﾖﾅ「ハクは？行くのを許した覚えはないわ」
ﾊｸ「許すも許さねェも…
もう俺は将軍じゃねえし…あんたの従者でもない…」
貴『(…ヨナ姫を自分から突き放すためとはいえ、
自ら嫌われ役を買って出るとはね…)』
ﾊｸ「これから自由な旅に出ようってのに、あんたの
面倒まで見る義理ねェな…。あんたが静かにしていれば、スウォンも手出しはしない…」
そう言って歩き出そうとするハク…
ヨナ姫も逃すまいとハクの前に立ちはだかる…
ﾊｸ「…どけ」
ﾖﾅ「もう決めたの！」
ﾊｸ「どう思おうが、俺は連れて行かない」
ﾖﾅ「………」
ハクに何を言われても
一向に引こうとしないヨナ姫…
ﾊｸ「…じゃあ、金はあるのか？
これから先…一緒に行くならどうしたって俺はあんたを守らなきゃならない…。今のあんたに俺の働きに
見合う金を払う事が出来るかって聞いてるんだよ…」
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シーナ(プロフ) - 蘭さん» 更新が遅くてすみません…(￣▽￣;)頑張りますので…これからもご愛読下さいませm(_ _)m (2020年6月21日 14時) (
レス) id: c57912c848 (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - 続き待ってます！ (2020年6月21日 13時) (レス) id: b5eb63bfb4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゼニガメ | 作成日時：2020年6月9日 3時
