第１７話 ページ18
〜ヨナside〜
２人の後を追って…
私も外に出た…
すると２人は、
少し離れたところにある建物へと入っていった…
「はいっ、どいた！どいた！」
ﾖﾅ「きゃっ…」
その場に立っていると、後ろから誰かに押された…
「あら？リナちゃん！ゴメンねー」
ﾖﾅ「洗濯のおば様！」
「あらやだー…おば
上品なカンジ！あっ丁度良かった！コレ運んどくれ」
そう言って、
おば様は私に何枚かの布団を渡してきた…
「…まったく、火の部族の奴ら…
めちゃくちゃやるんだから…
中は怪我人だらけだよ…」
ﾖﾅ「…？」
そのままおば様に着いていくと…
そこには……
火の部族に襲われた商団の人達が…
たくさん居た…
ｻｷ「誰か！そっち頼むわ！！」
ﾃｳ「俺がやる！！」
ｱﾔﾒ「A！こっち手伝ってくれる！？」
貴『すぐ行く！！』
風の部族の人達が…
怪我をした商団の人達を懸命に手当てをしていた……
団長「ううう…どうしてこんな事に…
私は２０年かけてこの商団を守ってきたんだよ…
それなのに…私らが何をしたっていうんだい…」
「生きてりゃ何とでもなるさ！いざとなったら…
あたしが世話してやるから、泣くんじゃないよ！」
その会話を聞き、
私は何とも言えない気持ちになった…
この人達は何の関係もないのに…！
火の部族はスウォンを即位させる為に
ここまでするの…？
こんな不条理が許されるの…？
ﾖﾅ「(あなたは…あなたは許せるの？スウォン…)」
私がそんな事を色々と考えていると、
さっきの彼が話しかけてきた…
ﾍﾝﾃﾞ「大丈夫ー」ﾆｺｯ
ﾖﾅ「…えっ？」
ﾍﾝﾃﾞ「若長とA…長老がいる限りね！
あの人達…ああ見えて家族思いだから…(^ ^)」
ﾖﾅ「家族…」
ﾍﾝﾃﾞ「そう！風の部族のみんなは家族なのです！
…だから、リナさんも…もう俺らの家族なのです！」
彼にそう言われ…心の中がすごく暖かくなって…
嬉しくて…私は涙を流す…
ﾍﾝﾃﾞ「あ…あれっ？リナ…さん？」Σ(･･;)
ﾃｳ「あーあ…泣かせたな、ヘンデ」
貴『ハクに言いつけてやろー！！』
ﾍﾝﾃﾞ「わーっ！！やめてーーっ！！
ハク様に殺されるー！！
あの人、あ〜見えてねちっこいから〜っ！！」
ﾖﾅ「…フフッ」
周りにいた人達が来て、彼に少し意地悪をしていた…
その姿に…思わず笑みがこぼれた……
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シーナ(プロフ) - 蘭さん» 更新が遅くてすみません…(￣▽￣;)頑張りますので…これからもご愛読下さいませm(_ _)m (2020年6月21日 14時) (
レス) id: c57912c848 (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - 続き待ってます！ (2020年6月21日 13時) (レス) id: b5eb63bfb4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゼニガメ | 作成日時：2020年6月9日 3時
