東卍のマドンナ 2 【東京リベンジャーズ】

海へ ページ16

ツーリングを計画した日から
２週間が経ち…

私らはそれぞれのバイクに乗り、
海を目指して移動を開始する…





…ん？何で２週間も経ったのかって？

夏になったはずなのに
計画した日の次の日くらいからずーっと雨が続いてさ…

所謂(いわゆる) “ 梅雨戻り ” ってやつ？

そのせいで、
なかなか行動に移せなくて今に至る って感じだな…





バイクを走らせること数時間、
私らの目の前に広がる景色を見てみんなは騒ぎ出した…





ﾄﾞﾗｹﾝ「海だーー！！」



場「やべぇ！気持ちいい〜！」



一「潮風サイコー！」



貴『天気も良いし、風は気持ちいいし、
最高のツーリング日和だな！』



場「あぁ、そうだな！

ここんとこ ずっと雨が続いてたから心配だったけど、
今日は晴れて良かったぜ！」





各自が様々なコメントを言っていると…

パーちんは呆れながら隆に向けて声を発した…





ﾊﾟｰ「オイ…もっと飛ばせよ！」



三「しょうがねーだろ！？

アイツ(･･･)が遅せぇから」





隆の言葉を聞いたみんなは、
走らせていたバイクをその場に止め…

全員が振り向いて “ 後ろにいる奴 ” に声をかけた…





全「マイキー！！！！！」



ﾏｲｷｰ「ん？」



貴『( …まぁ、
原チャが単車のスピードに追いつけるわけねーよな… )』





ペケペケ… とめちゃくちゃ遅いスピードで
原チャを走らせていたマイキーと合流し…

道路の開けた場所に単車(バイク)を止めると、
ドラケンがマイキーに話しかけた…





ﾄﾞﾗｹﾝ「マイキーよ〜…

いつまで原チャに乗ってんだよ？総長だぜ？
いい加減 単車(バイク)に替えろや」



ﾏｲｷｰ「いいんだよ。オレの愛車バカにしてんの？

CB250T(バブ)の50CCモデル “ ホーク丸 ” だ！」



貴『いや、どう見てもただの原チャじゃねーか…』



ﾄﾞﾗｹﾝ「バブにしか乗りたくねぇってゆーけどよ…
譲ってくれる先輩いねぇし、しょうがなくね？」





ドラケンがマイキーにそう言うと、
今度は一虎が私に話しかけてきた…





一「あのさ、前から思ってたんだけど…

Aは自分用のバイク持たねぇの？」



貴『ん〜…今はいいかな。

バイクってカッケェけどさ、
維持費とかで色々と金が掛かんだろ？

私はお前らほどバイクに詳しくねぇから、
自分でバイクをいじる事は出来ねぇし…

それに…これ以上母さんに苦労はかけたくねぇしな、
将来自分で稼いだ金でバイクを買うよ』

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