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その瞬間、涙がこぼれた
理由はとっくの昔にわかっていたけど、私はずっとわからないフリをしていた
「な、なんで泣くの！？今日どうしたの」
「私の後輩が、ミンソクのこと好きだって。いいなって。思ってるんだって。」
「それでAが泣くの？」
「そう」
「不思議な先輩だね」
そっとソファの横に座って、私の買ってきたチューハイをあける
「あ、俺今ダイエットしてるって言ったのになぁ。ナッツはズルいよ、お酒がすすむなぁ」
ボロボロ涙をこぼす私なんかそっちのけでおつまみをあけて頬張る
「Aは、俺とこんなことしてて彼氏とか好きなやつ、いないの？」
余裕ぶった顔でそう聞いてくる
彼もきっと知っていたのに知らないふりをずっとしていたんだ
「いるよ、好きな人」
「へぇ、知らなかった」
「そりゃ言ってないもん」
「どんな人なの？？」
「今、ナッツ頬張ってる人」
ナッツを手に取る手が止まった
「それはズルいよ、俺、何年前からAのこと好きだと思ってんの？」
「知らない、私が気づいたのは今日だもん」
「はぁ、ほんとお前鈍感。好きでもない女家に呼ぶかよ普通」
やれやれという顔で私の泣きあとのついたほっぺを指で拭う
「誰かにミンソクが取られちゃうって思ったら嫌だったの。好きなの、ミンソクが」
「知ってるよ、気づいてたけど気づかないふりしてた。大人ってやだね」
口角をきゅっとあげ、私のことを包み込むように抱きしめた
「こんな時間に来てさ、終電ないし帰れないし、もし振られたらどうするつもりだったの？」
「あんま考えずに来ちゃった……」
「ほんと、おばかさんだね。俺の彼女は」
《無意識じゃいられない》
後日、後輩に事を話すと本当に世話のやける先輩ですね！と怒られました
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シウちゃんハピバ！
勢いで書きたくなって書いてしまったので雑です！！！
実は私はキム兄弟デレが最近凄いです(どうでもいい)
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作者名：しいたけ | 作成日時：2017年2月6日 23時
