終わらない恋になれ レイ ページ17
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目が覚めると横には可愛い寝顔
サラサラの前髪を触ると んん と小さく声を出す
10個も下の彼女なんて、彼女の友達から見たら笑われてしまうかもしれない
こんなおじさんいつか飽きられてしまうかも、そう思いながらもニコニコ笑う姿に癒される
「ん...イーシンさん？」
「起きた？起こさないようにと思ったんだけど」
「うぅん...」
「眠たいね、まだ寝る？」
「...一緒に寝る.....」
「もちろん」
胸の中に収まるAが可愛らしくてぎゅぅっと強く抱きしめる
このまま起きなくてもいいかも、そんなことを思いながら
______
「よく寝たね、A」
「イーシンさんと一緒だといつも寝すぎちゃう...」
「いいんじゃない、おじさんの温かさかな」
「ふふ、イーシンおじさんの匂い好きです」
「あんまりおじさんって言わないで」
頭を撫でるとペットのように気持ちよさそうな顔をする
可愛いなぁ、本当に。
「夜ご飯はいいものを食べようか」
「この前も食べさせてもらったのに、いいんですか？」
「Aの美味しそうに食べる顔好きだし、そろそろ可愛いメイクをしたAが見たいな」
「も〜いじわるなんだから」
むぅと口を尖らせる姿も可愛くって、いじわるもしたくなる
彼女が綺麗になる姿を側で眺める
「Aちゃん、綺麗になったね行こうか」
「イーシンさんってばそうやっておだてて」
「ほんとのことだよ。さ、行こうか」
外に出ると僕達の年齢差を指されるような気がする
けど、彼女がそれを気にしない笑顔を向けてくれる
《終わらない恋になれ》
ずっと僕の側に
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作者名：しいたけ | 作成日時：2017年2月6日 23時
