この恋、きみ色 チャニョル ページ12
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今日は気になっていた事務のAちゃんに勇気を出してデートに誘ってみた
そして今日のコースは完璧に練られている。全ての好みをリサーチした！
「チャニョルくん！おまたせ〜〜」
「いやいや。ぜんぜん待ってないよ！俺も今来たところ」
そんなのは嘘である。もうここにきて１時間は待っている。
待ち合わせは13時、２人の中間地点のこの駅で
もしかしたら先に来てしまう可能性もあることを考えスタンバっていたのだ。
「さ、行こうか」
というかワンピースとか可愛すぎるだろ！なんなんだよ！めっちゃ好きだなぁ〜うわぁ〜！
「あ、あの今日の服…凄い可愛いね…いつもほら、事務の制服でしょ…」
「チャニョルさんだって、スーツじゃないの初めて見ましたよ」
て、照れてる…なんて可愛いんだ…
ニヤニヤ顔が抑えられず、そっぽを向いて顔を隠した
「そういえば今日はチャニョルさんが任せてっていうから、任せちゃいましたけどどこに行くんですか？？」
「ふふ。まっかせてよ〜〜」
______
まずは映画館に。
彼女がこの前給湯室でほかの事務の子とこの映画を見たい！と話していた
「わ、映画ちょうど見たかったんですよ〜」
「でしょでしょ、あ、映画先チケットあるんだ、これでいいかな？」
おもむろにさっとチケットを出すとなんで！？と驚いた様子で目をきらきらさせていた。
きた…！よくやったぞチャニョル！偉いぞパクチャニョル！！
ポップコーンと飲み物片手に悠々とカップルシートへと足を運ぶ
______
「わーーやっぱり面白かったですね！」
「間違いなかったな〜」
嬉しそうな横顔に満足しながら、次のミッションへと移る
「ねーねー、俺さ洋服買いたいんだけどいいかな？」
「はい！いきましょう！」
これも調査済みだ。彼氏ができたらショッピングにいきたーいっていってたもんね
「ふふ、私楽しいです、お買い物」
「よかった〜...あ、Aちゃんお腹すかない？」
「すこし...」
「じゃあちょっとカフェ行かない？」
ここのカフェも調査済み。
好きなんだよね、Aちゃんはここのラテが。
「あれ、ここ私よく行きますよ〜」
「えっそうなの！？奇遇、俺もここ好きなの」
「わ〜なんかチャニョルさん凄いなぁ私の好きなものぜーんぶわかっちゃうんですか？」
「なんだろ、趣味合うのかな〜〜？」
って俺の頑張りだよ！
《この恋、きみ色》
全部、きみの色に染めてくれ
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雑にょる
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作者名：しいたけ | 作成日時：2017年2月6日 23時
