ヨコヒナ短編集 （黒×紫）

いいふーふ ２ ページ4

ｶﾞﾁｬｯ


え ？ ヨコ … ？ 飲みに行くんとちゃうかったん ？





ま、どっちにしろ泣いてるのバレたら笑われてまうわ




目をゴシゴシしてる間にリビングへの足音が大きくなった 。




横「ヒナちゃんおめでとうー ！ て、あれ 。ヒナ泣いてたん ？？」






いきなりドアを開けて入ってきたかと思うと




大きな花束とオシャレな紙袋を持って俺のところに近づいてきた 。




村「べ 、別に泣いとる理由やないしっ ！ 遅いんや阿呆んだら … ｸｽﾞﾝｯ」




必死に言い返したつもりやってんけど、また泣いてもうたわぁ 、、





横「ヒナごめんなぁ 。ヒナちゃんにサプライズしようと思ってん …」




ションボリしてるヨコを見るとなんか許してまいそうになるわ 。。





て 、あかんわ 。俺ほんまに寂しかってんぞ ！



村「許さへんし ！ ふん … もうヨコなんて知らへんもん。」



横「ごめんな 。ヒナちゃん …」




村「んんっ … 」



抱きしめて優しくキスするなんて やっぱり狡いわヨコわぁ




そんなんされたら許してまうわ 。



横「ほら 、プレゼントやで 。 開けてみ ？」




なんか丸く収まれた気がするけど 、まぁ ええや ！





ヨコから受け取ったのを開けてみると中には小さなネックレス 。




パッとヨコの首もとを見てみると『S』の文字が入ったネックレスがかかってる 。




横「ふは、気がついた ？」



俺が見てるがバレたのかｸｽｯと微笑みながら聞いてきた 。




横「来年には 、もっとええのあげるから一緒にいような … ？」






雛「おんっ ！絶対一緒におるわ ！」




横「あ、またヒナ泣いてるやん。」




ほんまやわ 、言われるまで気づかへんっかた 。




雛「て、ヨコも泣いてるやんっ ！」







横、雛 「ふは 、俺ら似た者同士やな 」

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