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無題 玖 ページ10

上からくる攻撃を上手くかわし、体制を立て直す。





『5人…確かに5人斬ったはずなのに』





[5匹把握しています]






胡蝶さんの言葉を思い出す。




把握…つまり5人以外に把握していない鬼がいたのか






老いぼれた顔をした異形の鬼はこう言う。






「鬼か、お前、いや、違うな。


なんだお前は、混ざっているな。



何故日輪刀を持っている。あの方を裏切ったのか。」



『あの方…?鬼舞辻無惨のことか』






鬼舞辻の名前を出すと、鬼は震えた。






「……なんと!!なんとなんと!!!


何故!!?何故死なない!!?



あの方はいつでも見ているというのに!!



お前は!!!何故!!」





高い声で叫ばれ、耳が痛い。





鼓膜が破れそうだ。



耳を押さえていると、鬼に日輪刀を奪われた。







『しまっ…』







鬼は私の首へ刀を振った。私の首が落ちた。




視界が地面の土だけになった。








「どうだ!!日輪刀に斬られれば流石のお前も死んでしまうだろう???





……………何故消滅しない?」








私もなんだか分からなかった。



私の体は首を拾い、元の場所へくっつけた。





それを見てさらに震える鬼は、刀を落とした。






刀を拾い、私は鬼の首へ突き立てる。








「お前は…どうやって死ぬんだ…




お前は、人でも鬼でもない




化け物だな」





『…!』






…そうなのかもしれない。





人でもない私は、化け物が1番似合っているのかもしれない。









そんな私がこんな事を言うのはおこがましいけど。





私は鬼殺隊になりたい。伊之助達の所に居たい。









人でありたい。









『…ありがとう、なんだか自分がなんなのか分かる気がした。


1番まともに話せたのは貴方だけです。』









「私に礼を言うか。




変な奴もいるものだな…」









そう言って目を閉じる鬼。







雪の呼吸 弐の型 淡雪








ふわふわで、柔らかい雪





貴方には、痛みを感じずに。









私は刀を仕舞い、その場を去った。

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ぎるもんて(プロフ) - renaさん» ありがとうございます!!更新少々お待ちください…(*´ー`*人) (2018年10月21日 12時) (レス) id: e99104e5c7 (このIDを非表示/違反報告)
rena - 夢主ちゃんのキャラ大好きです!いのすけとても可愛いですね…更新楽しみにしてます!! (2018年10月20日 19時) (レス) id: 678aafade0 (このIDを非表示/違反報告)
ぎるもんて(プロフ) - pourhomme8さん» ありがとうございます!!!m(*_ _)m (2018年9月20日 16時) (レス) id: e99104e5c7 (このIDを非表示/違反報告)
pourhomme8(プロフ) - 伊之助が可愛すぎてキュンキュンします… (2018年9月20日 7時) (レス) id: 8fe0b8f5e5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぎるもんて | 作成日時:2018年9月1日 0時

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