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無題 柒 ページ8

貴女side






…まあいいか、今日は謝りに来たんだから。






私は伊之助の寝ているベッドの横に椅子を置き、座った。







『…昨日は、ごめんね。いきなり怒鳴って。



びっくりしたよね。




私、伊之助に不安なこと理不尽に吐き捨てて逃げちゃったんだもん。


最低だよね。


…ごめんね』







…寝ていて、謝罪も聞いているわけがない時に謝る私も最低だ。


でも、自分が惨めすぎて、目を合わせて言えなくて…





席を立ち、伊之助から離れようすると、腕を引っ張られ、ベッドに寝転んでしまった。








『うぁっ!伊之助!?起きて…』


「起きてるに決まってんだろ。


言いたいこと言ってこっちには何も言わせないのか!」


『ご、ごめん…』







善逸君を起こさないように少し小声で話してくる。


頭に猪の毛が当たる。伊之助とほぼ密着している形だ。






「…悪かったな」



『な、なんで伊之助が謝るの』



「俺はお前の“付き添い”になるんだぜ?


それに、前から一緒に居たくせにお前のこと理解できてねぇのは俺が悪いだろ。」



『でも、私が鬼になって環境も変わったし、理解できてないのは普通だよ


久しぶりに会ったあの後まともに話もできずに鍛錬しちゃってたし』







「………



しつけぇな!俺が悪ぃっていってんだろ!」



『えぇ!?違うよ!私のほうが悪いの!』







変な喧嘩をして、伊之助は私がなかなか引かないと思ったのか、こう言った。






「じゃあどっちも悪ぃ!!」





『……ふふっ


そうだね、言い争ってたらキリが無いから。』



「だろぉ?俺ってやっぱ天才だぜ!」






伊之助は自慢げに腕を組む。





前と変わらない、いつもの伊之助との会話。


こういう時が楽しくて心地いい。




2人で色んな話をした。伊之助からおかしい話を聞いてずっと笑っていた。


そうしていつの間にか仲直りしてた。






『…なんだか眠いや』


「寝んのか?」


『うん…家帰ろうかな…』


「ここでいいだろ、俺も眠い」



『いいの?狭くない?』



「いいだろっていってんだからいいに決まってんだろ。」


『うん、ありがと…おやすみ』


「おう」









一方、起きてた善逸君



「羨まじい〜〜!!俺も女の子と添い寝したいよ!!許さない!!」


と悲痛の声をあげるのだった。

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ぎるもんて(プロフ) - renaさん» ありがとうございます!!更新少々お待ちください…(*´ー`*人) (2018年10月21日 12時) (レス) id: e99104e5c7 (このIDを非表示/違反報告)
rena - 夢主ちゃんのキャラ大好きです!いのすけとても可愛いですね…更新楽しみにしてます!! (2018年10月20日 19時) (レス) id: 678aafade0 (このIDを非表示/違反報告)
ぎるもんて(プロフ) - pourhomme8さん» ありがとうございます!!!m(*_ _)m (2018年9月20日 16時) (レス) id: e99104e5c7 (このIDを非表示/違反報告)
pourhomme8(プロフ) - 伊之助が可愛すぎてキュンキュンします… (2018年9月20日 7時) (レス) id: 8fe0b8f5e5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぎるもんて | 作成日時:2018年9月1日 0時

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