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無題 拾陸 ページ18

貴女side




「おい!A!!起きろ!!」


『いの…すけ…?』



目を開けると、目の前には伊之助、背景には列車の風景があった。



目が覚めたのか…





「さっきから気持ち悪ぃやつが湧いてんだ!!俺は先頭に行くからここを守れ!!」



『!うん!分かった!!』





雪の呼吸 壱の型 細雪





どこからか湧いてきている気持ち悪い物体は斬ってもすぐ再生してしまう。




まずこの列車が気持ち悪い、視界が真っ赤だ。


この列車自体が鬼らしい。なら…






私は手を少し斬り、床に血を落とした。





血鬼術 走霜






一気に列車の床が冷える。




私は床に手を当て、霜を張らせた。




走霜は集中力が必要だ。

気が散らないように目を瞑っているが、気持ち悪い物体がだんだん動きにくくなっているのがわかる。






『この両は制圧…最優先に先頭車両を…』






霜をどんどん拡大させていく。





この時、異変に気づいた魘夢が私に近づいていた。









一方、先頭車両




「っ…また防がれた!」


「ああ邪魔くせぇ!!どれだけ復活すれば気が済むんだぁ!?」






先頭車両では、炭治郎と伊之助が首を斬るため、戦っていたが…



湧いてくる腕の塊に阻まれていた。








「!?…なんだか冷たい!」






炭治郎が何かに気づいた。



湧いてきている塊の動きがだんだん鈍くなり、床や塊に霜が張っていくのを。






「Aだ!あいつが何かやってやがる!!」



「!斬れるよ!伊之助!!」









『…もう少し…』





「…体が冷たいと思えば、こんな事になっているなんて…

君、鬼でもあるけど何だか変だね。気持ち悪いよ。



まあいいか、君はそれに集中して動けることもできないだろうから。


今すぐに夢の続きを見せてあげる。」







私の背後から、霜を退けて迫ってくる手。




それに私は気づいていた。でも血鬼術を止めるわけにはいかない。



伊之助と炭治郎君が斬ろうと頑張っているから。






次の瞬間、私の背中から腹に激痛が走った。




『かはっ…』




腕を突っ込まれてる…!身動きが取れないように私とともに凍らせてやる…!!






『あああああ!!』





腹をかき回される気持ち悪さと激痛が混じって気が遠くなりそうだ。



まずい…集中が途切れる…






こうなったら一瞬だけ、術を止めてこいつを斬る!

無題 拾柒→←無題 拾伍



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ぎるもんて(プロフ) - renaさん» ありがとうございます!!更新少々お待ちください…(*´ー`*人) (2018年10月21日 12時) (レス) id: e99104e5c7 (このIDを非表示/違反報告)
rena - 夢主ちゃんのキャラ大好きです!いのすけとても可愛いですね…更新楽しみにしてます!! (2018年10月20日 19時) (レス) id: 678aafade0 (このIDを非表示/違反報告)
ぎるもんて(プロフ) - pourhomme8さん» ありがとうございます!!!m(*_ _)m (2018年9月20日 16時) (レス) id: e99104e5c7 (このIDを非表示/違反報告)
pourhomme8(プロフ) - 伊之助が可愛すぎてキュンキュンします… (2018年9月20日 7時) (レス) id: 8fe0b8f5e5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぎるもんて | 作成日時:2018年9月1日 0時

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