セクハラ反対！！

ラッキースケベ─水柱─ ページ6

リクエスト



ハ「堂々任務ゥ！合同任務ゥ！水柱ト北西ノ村へ迎エェ!!」



私の周りを飛びながら甲高い声で言う私の鴉のハル。


今回は義勇さんと合同任務らしい。



義勇さんはセクハラしてこないから合同任務にはラッキーかも！


あ、でもムッツリだからな⋯





まぁいっか！←

宇隨さんとか実弥さんとかよりは全然マシだし!!



私は軽い足取りで任務の場所まで向かった





少しすると前に義勇がいるのが見えて私は追いかけた


『義勇さーん!!』


冨「⋯A。」


『合同任務、頑張りましょうね！』


冨「あぁ。」



私たちはそう言葉を交わして北西の村まで急いだ




北西の村まで後もう少しってところで事件は起きたのだ。




村に行くためには山を2つ超えなければならない

その2つ目の山は足場が悪いし道が狭かったからとても走りずらかった



そんな山道を走るとき義勇さんが気遣って


冨「Aペースで走るといい。」



と、言って私を先頭にしてくれたのだ。



イケメンすぎない!?

惚れるんだけど!!


水の呼吸の使い手ってイケメンが多いのかな!?←義勇と炭治郎



冨「A大丈夫か。」


『ぜっ全然大丈夫です！』


冨「そうか。」



いや正直キツいよ？

でも迷惑かけちゃ駄目だから頑張らないと！



『きゃあ！』


冨「っ危ない！」



足元に木の根っこが飛び出してることに気づかなかった私は足を引っかけてしまった


やばい！転ける!!

そう思い目を瞑った。



でもいくら待っても衝撃も痛みもない。

ゆっくりと目を開けると地面はすぐ近くにあった


義勇さんが後ろから支えてくれていたのだ



冨「怪我はないか。」


『あ、はい！大丈夫です！ありがとうございます！』






ん？

待てよ



なんだか胸のところに変な感触が⋯。


見てみると義勇さんの手がガッチリと私の胸を掴んでいた



『あっあの義勇さんっ！』


冨「なんだ。」


『手を除けてくれませんか！//』


冨「？」




義勇さんは不思議そうに自分の手を見た

見た瞬間少しの間フリーズして鼻血をﾌﾞｼｬｯ!!と吹き出した


『ぎっ義勇さんんん!?!?』


冨「す、すまない⋯。」



義勇さんはバッと手を放した





その後。

義勇さんは私と話すとき目を合わせずそっぽを向いていた。


意外と義勇さんってウブなのかな？




冨(柔らかかった。Aの旦那になれば毎日⋯)


なんて義勇さんが任務中ずっとそんなふうに考えていたことを私は知らない。

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