Did you remember？…8 ページ9
「孤爪くん……」
ぶらぶらと歩いて学食を食べに行こうと思っていたらそこでゲームをしている孤爪君を見つけた。
ゲームに集中しているせいか私に気付くはずはなく、そんな様子が私をさらに不安にする。
「あ、あの、すみません」
孤爪「…ん？」
ゲームを見続けたまま曖昧な感じで返事を返してきた彼は私がいかにも邪魔だから、と伝えているようだった。
孤爪「……な、何かようですか？」
ひと段落ついた後、彼は画面をスリープ状態にして私の方を向いた。
「あ、あの、私って貴方と会ったことありますか？」
孤爪「……い、いえ…えっと、貴方はおれを知っているんですか？」
やっぱりだったか、彼も私を覚えていない。
ここまでこれば流石に信用しないわけは無い。
「い、いえ、知人に顔が似てたもので……し、失礼します」
苦し紛れだったが、多分変には捉えられてはいないだろう。私は今日受けるはずの講義はすべて受けずに家に帰った。
「今までこんなことなかったのに……一体何が……」
私は思い出した。いつもと変わったこと。オレンジ色の飴だ。
あれを食べたからみんなに忘れられた。あれが引き起こしたのかもしれない。
あのオレンジ色の飴の正体は食べた人のことをみんなの記憶から消す飴だったんだ。
Did you remember？…9→←Did you remember？…7
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーパーソン
澤村大地
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 45人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
紫猫日和(プロフ) - くにみんもですか！！続きが凄く気になります！更新頑張ってください！応援してます！ (2016年2月1日 6時) (
レス) id: c7354fc658 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：白亜 飛鳥 | 作成日時：2016年1月25日 18時
