Did you remember?…5 ページ6
月島「ということは、年上でしたか、明代さん」
私は予感が当たった。ちょっとすごいと思わない?年下だったよ、彼ら。
あの後、月島君達と大学が一緒だとか学科が一緒だとか孤爪君も一緒だとかでちょっと話に花が咲いた。
赤葦「にしても、二人ともよく東京の大学行こうと思ったね」
国見「学力はある方なので」
月島「余裕綽々です。東大とかじゃありませんし」
頭良さそうな顔立ちを二人ともしている。
赤葦君にレベルの高い方が良いと徹底的に教え込まれた私なんかとは大違いだ。とはいえ私も高校時代よりは良くなったと思う。
月島「同じ学科なら講義も同じ時ありますよね?」
「そうだと、思う」
国見「あ、お二人の連絡先頂いてもよろしいでしょうか」
「よ、宜しいです」
現代っ子はこんなものなのだろうか。いや、私も先ほど孤爪君と連絡先を交換したけれど。
今、ふと携帯を見たら孤爪君が明日の講義のこの時間に渡す的なメールを送ってくれていて少し嬉しかった。
月島君や国見君とメールするときも同じなのだろうか。
「ご馳走様でした」
赤葦「ご馳走様でした」
国見「ご馳走様、美味しかった」
月島「ご馳走様です。生きてて悔いがないよ」
「規模がでかいね……」
そんな会話をしてから会計を済ませてそのままぞろぞろと店を出た。
月島「それじゃあ、僕はこっちなんで」
国見「俺も、それじゃあ、また明日」
二人はシェアハウス状態らしく帰り道は同じらしい。
私は赤葦君と駅に向かって歩いた。
歩いていると小学生くらいのポニテの女の子がパタパタと走ってこちらに向かってきた。
??「おねーちゃん。おねーちゃん可愛いからこの飴あげる。美味しいよ。オレンジ味」
鮮やかなオレンジ色の飴を透明な包装紙で包んでいるそれは一瞬で私を魅了した。
「本当に良いの?」
??「うん。はい」
「ありがとう」
私がそう言うと女の子はパタパタとまた元の道を戻って行った。
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- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーパーソン
澤村大地
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紫猫日和(プロフ) - くにみんもですか!!続きが凄く気になります!更新頑張ってください!応援してます! (2016年2月1日 6時) (レス) id: c7354fc658 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白亜 飛鳥 | 作成日時:2016年1月25日 18時