【ハイキュー！！】I want you to remember me. 【無気力組】 (ページ26)

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Did you remember？…22 ページ26

私が家に帰ってまず気がついたこと。

見知らぬ猫のぬいぐるみが置かれている！？

「あ、もしかして、アスカちゃんの？」

怪しんでいじくってみると手紙が置いてあった。

ーーーーー
明代さん！
猫抱いて寝てください！
多分明日は二つ目なのでそこにおいてもらえると助かりまする！
一つ目にはカラスおいてますよ
飛鳥
ーーーーー

「同じところに朝置いておけばいいのね」

でも、三毛猫で可愛い。何故かかつらつけたみたいになってる。謎の髪の毛。

大体、カラスのぬいぐるみって……。

「寝たらリセット……よし」

とか言って下に降りたら何というベストタイミング、ピンポン鳴った。

「はーい？」

孤爪「孤爪です」

「あ、はい」

ドアを開けると孤爪君がいた。あ、忘れ物とりにいくって……。

孤爪「じゃんけんで負けてきた。というか、探し物はぬいぐるみなの？」

しまった。寝る流れでつい持ってきてしまった。そんな私に孤爪君は少し笑った。

孤爪「Aでもやっぱり女の子らしいところあるんだね」

「え、なんで女の子らしくないって……」

孤爪君は驚いた顔をしてきた。いったいこの世界の私は何をしているのだろう。

孤爪「普通、女の子って男子と寝るのに抵抗持つものじゃない？恋人じゃないし」

「うん。言っている意味はよくわかった。すごくよくわかった」

孤爪「おれ、床で寝るって言った時無理くり布団に入れたよね。手が伸びた」

「……その節はその……酔っていまして」

孤爪「うそ、昨日飲もうとしてたの押さえたもん」

孤爪にしては珍しくお腹を抱えて笑っている。というか、笑いをこらえている。

孤爪「このまま家で寝る？おれきた理由連絡しても繋がらないし危ない目にあってたらと思っただけだから」

「じゃあ、このまま……って荷物！」

孤爪「一応、持ってきたよ」

「え、私が戻るって言ってたら」

孤爪「Aに持ってってもらってた」

「……………」

でも、心遣いは嬉しいよ。私は孤爪君の見たことのない顔が見れて少し嬉しかった。