【ハイキュー！！】I want you to remember me. 【無気力組】 (ページ3)

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Did you remember？…2 ページ3

「あの、講義始まりました」

「………………ん」

私は隣のその子を起こしながら自分もルーズリーフに講義の内容を取っていく。

運良く私は左利きだったため、右隣に座るその子を起こし続けることが出来た。

そんなこんなで続けてやっと彼が起きたのはその講義で約３０分が経った後であった。

その子は手元のノートに｛すみません｝とだけ書いて見せて来たので｛大丈夫です｝と書いて返した。

私もしっかり書きながら起こしていたので内容漏れすることもなく講義を無事、受け終えたのである。

終わって今日は帰ろうと、帰る準備をしていたら隣のその子が話しかけてきた。

？？「なんか、ずっとおこさせちゃって、すみません」

「い、いえ！気にしないでください！」

？？「あと、出来ればでいいんですけど、最初の方の内容、写させてもらってもいいですか？」

「はい！私のでよければ……どうぞ」

？？「あ、ありがとうございます。あ、名前、聞いてもいいですか？」

「はい、明代です。明代Aです」

その子は私の渡したノートをみて「明代さん……」とそっと呟いた。

？？「えっと、俺は…孤爪研磨です」

「孤爪君ですか！宜しくお願いします。タメ口、歓迎しますよ」

孤爪君はその後、「あ、えっと……」と敬語が苦手だから私も孤爪君もタメ口にしようと話した。

その後に私から「連絡先交換しない？」と言うと彼も「うん」とだけ言って交換してくれた。

孤爪君はそのまま「このあと用事あるから今日はこれで、またね」と講義室から出て行った。

赤葦君、この時貴方が待っていることを忘れていた私を許してください