【ハイキュー！！】I want you to remember me. 【無気力組】 (ページ11)

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Did you remember？…10 ページ11

「木兎先輩……あの」

木兎「どうしたんだよ、明代らしくねぇな！」

「いや、それは高校時代私が活発だっただけかと」

良かった。木兎先輩にまで繋がらなかったら精神が崩壊していたかもしれない。

木兎「んで、どうしたんだ？」

「あの、長くなるのですが、今言ったことは事実なので信じてください」

最初には出会ったきっかけ。
赤葦君や孤爪君、国見君に月島君との関係を説明した。
もちろん、カフェ行った時のことも。

その後に女の子の話。
女の子からオレンジ味の飴玉をもらって食べたって。包装紙が透明で飴は空に透かすときれいだったことも。

その後に待ち合わせの話。
赤葦君がいなくて廊下で見つけて話しかけたら知らないって言われたこと。

その後に孤爪君の話。
彼に貸したレポートは何故か帰ってきてたし、孤爪君はやっぱり私に覚えがなかったこと。

最後に連絡先。
交換したはずの四人の連絡先はアドレス帳から跡形もなく消えていったこと。

木兎「へぇーなるほどなー」

木兎先輩にしては珍しく最初から最後まで口に出さずに私の話を聞いてくれた。

「なんで、一日でこんなに……って感じなんです」

木兎「ま！俺が覚えてんだからいいじゃねーか」

「でも、四人も大切な友達です」

木兎「つかさー少し疑問に思ったんだけど」

木兎さんは私に私の考えを180度ひっくり返してしまうような質問を私にしてきた。

木兎「お前と赤葦って、高校時代、一度も話してなくね？お前、基本一人で過ごしてたじゃん。俺が茶化しに行く以外」

「え、それは、木兎先輩の見てないところでとかじゃないんですか？」

木兎「うーん、昼休みは俺らと赤葦で行動してたし、本人に聞いても明代に興味ないので、って返された」

「記憶力いいですね……。でも、私はなんでこんなに状況に」

衝撃の事実を知った今、私はその場に立ちすくんでいた。暫くすると木兎さんは「これはさっ！」という風に答えを出してきた。

木兎「混合宇宙てきな、なんかじゃね？」