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その時、世界が止まったように感じた。
それまで聞こえていた地面を叩きつける雨音も、鳴り響くサイレンも
すべて聞こえなくなったような気がした
それでも
「君下ぁ！！！！！」
静寂の中自分の声だけが頭の中に響いて、
君下の元へ走ってもこの手は届かずにただ落ちていく彼女が目に入っただけだった
僕はまた大切な人を……
＿＿＿ゼロ！
アイツらもそうだった
いつも指の隙間から零れ落ちていく
「安室さん！！！」
「っ…！！」
突然聞こえた声に僕は意識を目の前に持っていった
それは今君下に助けられて地面に転がったコナンくんの声だった
今は犯人を捕まえるのが最優先だ
君下だってきっとそうするはず
「…風見！早く救助要請を…！君下を頼んだ！」
「はい！」
足取りは未だに覚束無い男を捕まえるのはそう難しくは無かった
濡れたアスファルトの上に男をうつ伏せで押さえつけるとそれまで身動きが取れなかった応援に駆けつけた警官たちが近づいてきた
「確保！」
警官が男に手錠をかけたのを確認して僕は足早に人混みの中から抜け出した
早く君下を…
まだ川の流れは穏やかだがこの先雨が強まれば増水してしまう
ただでさえこの高さから落下したのだ、その上君下は負傷している
「待って安室さん…！」
先程の叫び声の主、コナンくんが息を切らしながら僕を追ってきた
「君下さんは僕のせいで…」
僕が足を止めてゆっくりと振り返ると肩を上下にさせながらそう言った
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いちのせ(プロフ) - ゆうかさん» 読んでいただきありがとうございます！お話まとまったら書こうかな〜と思います！ (2月26日 23時) (
レス) id: 238460b4ff (このIDを非表示/違反報告)
ゆうか(プロフ) - とても面白かったです！新しい作品も楽しみにしてます！ (2月26日 19時) (レス) @page49 id: d38f1b774d (このIDを非表示/違反報告)
いちのせ(プロフ) - リュウさん» コメントありがとうございます！更新ゆっくりですみません>< 気長に待っていてください、、、！ (2月1日 20時) (レス) id: 238460b4ff (このIDを非表示/違反報告)
リュウ - めちゃくちゃ続きが気になります!!お仕事頑張ってください！ (1月31日 3時) (レス) id: 6792b0e39f (このIDを非表示/違反報告)
yuka.125(プロフ) - 忙しいなかコメントありがとうございます！これからも応援してます！ (1月13日 8時) (レス) id: 6cd4b73c69 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2023年11月22日 21時
