降谷零が頑張るお話(2)【名探偵コナン】

10 ページ12

"ねぇAちゃんっていつから降谷ちゃんと付き合ってるの？"



警察学校に入学した当初は付き合っていることは内緒にしようと2人で話し合ったのだが松田に勉強を教えてもらっていたら降谷が嫉妬してそれを萩原に見抜かれ、伊達にまで話が伝わり、その3人にバレてしまった


そんな中、萩原がそう質問してきた



『えっと、高校…1年？2年？あれ、覚えてないけど多分そこら辺』



「いやお前らもう結婚しよろ」



松田のそのツッコミは今でも覚えている
たしかに今に至るまで降谷と結婚に関して話したことはない
お互いの結婚に対する価値観も知らない



結婚したら何か変わるのだろうか、変わってしまうのだろうか
そんなことを考えるうちに警察学校を卒業して公安に配属されそしてゼロに配属…もう考えている暇なんてなくなっていた



.



『そっか、結婚ねぇ…』



「Aお姉さんは結婚したいとかないの？」



『うーん…私は必ずしも結婚した方がいいってわけじゃないと思うし、幸せならそれでいいかな』



だから、今のままでいいのかもしれない



『…の前に、その子のこと振り向かせなきゃだよ！』



そういうと、歩美ちゃんは「そうだね！」と元気よく言った
元太くんと光彦くんが歩美ちゃんも連れてゲームを始めたので私はベンチに座ったままぼんやりと子供たちを見ていた


降谷とコナンくんは一体今頃何をしているのだろうか

11→←9

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す