降谷零が頑張るお話(2)【名探偵コナン】

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「えっ！そうなの！？どこが好きなの！？」



好きかも、と言った瞬間に目をキラキラと輝かせて質問してきた歩美ちゃん



「えっと…かっこよくて、スマートで頭良くて…あー、あと料理できるところ？」



とか言っておけば大丈夫っしょ。王道って感じで



「そっかぁ！」



なんか納得してくれてる…？なら良かった



「そ、それより歩美ちゃんはなんでこんなこと聞いたの？」



これ以上掘り下げられる前に話題を彼女に向けた
すると歩美ちゃんは少し頬を赤らめながら



「実は歩美、気になる男の子がいて…安室さんとAさんってすごくお似合いだから歩美もそんなふうになりたいなって思って」



小学生の恋愛話は30手前の私には眩しすぎる
歩美ちゃんがその男の子のことを嬉しそうに、少し恥ずかしそうに話すのを見ているとなんだかこっちまで恥ずかしくなってくる



「それでね、まだ早いけどいつか結婚できたらなーって」



歩美ちゃんは少し小さい声でそう呟いた


"結婚"


その言葉にドキッとした



まだ小学生なのにそんな将来のことを考えていることに驚いた。だがしかしそれだけではない。なぜか自分に刺さった



それは恐らくかつて共に警察学校で日々を過ごした仲間から言われた言葉のせいだ

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