◎工藤大輝 ページ6
『……では、この日程で進めていきますがよろしいでしょうか。』
白い壁と長机があるだけの殺風景な部屋
そして話をまとめていく男性
彼こそが私の恋人です
工藤大輝さん
歳は6つくらいしか離れていないのに、今度のプロジェクトでチームリーダーを任されている
その才能と実力で昇進もすぐだろうって噂されてる
私達が恋人同士なのは社内の人ならほとんどが知っている
私達は同じ部署で働かせてもらってる
そんなにおおっぴらに私情を挟んでないからだと思う
でも、こうして近くで働けるのは普通に嬉しい
「…え、嘘でしょ…」
夢だと思った
1番の取引先との伝達ミス
それだけならよかった
ケタ違いの受注数
差額は数千万
先方の怒りは収まることをしらない
「工藤さん…私…」
『ちょっと場所変えようか』
休憩所で全てを話した
『…で、先方は？』
「うちとの取引を止めると…」
『俺だけでは対処できない
顧問会、株主総会で会議が必要だ』
はっきりと言われて、自分のしてしまったミスの大きさを改めて知る
『これはもう庇えないぞ
いつも言ってるよな、会社単位だ
個人じゃねえんだよ』
怖いと思った
でも私が悪いのに違いはない
『責任感がねえんだよ
もう今日は帰れ
俺が上に説明しとく』
「っでも…」
『お前がいてもめんどくさくなるだけだから
もうさっさと帰れ』
帰れる訳ない
彼と同棲しているから、怖いし顔を見るのが辛い
今日は友達に泊めてもらおう
大輝風呂壊れた ちょっと来て
何でこのタイミングで…
しぶしぶ彼の待つ家へ帰る
「ただいま 大輝くんー？」
平然としなきゃ
いつも通りに
『A』
いつもの香りがしたと思った瞬間に温かい体温に包まれる
『帰って来ないかと思った』
「…ごめん、友達の家に泊まろうと思って」
『俺に会うの気まずいから？』
図星を突かれて何も返せない
『仕事ではやっぱりAのミスは許されないミスだよ？でも仕事と生活は別
あんなこと言ったけど、俺にはAが必要だから』
「ごめん、本当はちゃんと分かってるのに…
大輝くんに嫌われたかもって
別れるのかなって」
『俺がAを手離すわけねえよ』
背中をさすってくれる温度に身を任せて、私は眠りについた
END*
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うさぎだいふく(プロフ) - なつさん» いつもお話を読んでいただきありがとうございます＾＾ ひとまず大輝くんのお話を書かせていただきました。遅くなってしまい申し訳ないです。他のメンバーも書かせていただきますが、全メンバー書き終わるまでお待たせしてしまうかもしれません申し訳ないです（ ; ; ） (2018年2月15日 20時) (
レス) id: 7faf6b9178 (このIDを非表示/違反報告)
うさぎだいふく(プロフ) - のんさん» 遅くなってしまいすみません！リクエストいただいたお話を書かせていただきました。お待たせしてしまって本当にすみません。気に入っていただけたら嬉しいです＾＾ (2018年2月15日 20時) (レス) id: 7faf6b9178 (このIDを非表示/違反報告)
うさぎだいふく(プロフ) - ユイさん» 遅くなりすみません！今日リクエストいただいたお話を書かせていただきました。お待たせしてしまいすみません。気に入っていただければ嬉しいです！ (2018年2月15日 20時) (レス) id: 7faf6b9178 (このIDを非表示/違反報告)
May - 再びリクエストよろしいでしょうか？ものすごくツンデレな夢主ちゃんと紳士な徹さんのお話をお願いしたいです…！ (2018年1月16日 20時) (レス) id: f4760cfe00 (このIDを非表示/違反報告)
May - リクエスト応えてくださりありがとうございました!すごく面白かったです笑 (2018年1月14日 22時) (レス) id: ba04984b77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさぎだいふく | 作成日時：2017年3月14日 16時
