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「A！」
今度は近くから聞こえた。
そっちを向くと、私の知らない人が立っていた。
手を振ってこっちに駆け寄ってくる。
「誰？」
ツンツンの顔からは笑顔がなくなり、
私も知らないその人をツンツンは睨む。
「A！良かった！ここにいたんだ！
待ち合わせ場所にいなかったから探したんだよ？」
ツンツンそっちのけで私に話しかけるその人。
銀髪で唇がふっくらしていて、糸目で笑う彼。
ツンツンや周りのやつらを丸っきり無視した。
「よし、行こっか！」
その人はツンツンに掴まれている腕をほどいて
私の手を優しく握る。
すると、今まで黙っていた周りのやつらが
見たことのないような顔で唇ふっくらさんに詰め寄ってきた。
「何ですか？」
唇ふっくらさんも対抗して睨むけど、多勢に無勢。
またすぐに周りを囲まれてしまった。
「いやその子、俺のなんだけど。」
真ん中に立つツンツンがドスの利いた声で言う。
私は怖すぎて、
唇がふっくらしていることしかわからないその人に、
強くしがみついてしまった。
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RINO(プロフ) - モモさん» ありがとうございますm(__)mたくさん更新します。 (2016年12月4日 13時) (
レス) id: 61b8192b51 (このIDを非表示/違反報告)
モモ - ここからの展開が気になります!!これからも応援してます!!ファイティン!! (2016年12月4日 13時) (レス) id: a5a1a36c4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RINO | 作成日時：2016年12月4日 12時
