+LIE 05+ ページ5
+
『いや！私、彼氏を待ってるの！』
全然離してくれない腕を振りほどいて嘘を言った。
周りの人達は、巻き込まれたくないのかみんな無視する。
もう、そう言うしかなかった。
だって目の前には狼のような目で見つめるツンツンがいる。
これなら絶対逃げれると思って、
ツンツンの返事を待たずに後ろを向いた。
すると、また掴まれる腕。
「お嬢さん、知ってる？嘘つきは泥棒の始まりって言うの。」
耳元で囁かれ、
背中に電流が走ったように硬直してしまう体。
『…。』
「ふふ…。否定しないんだ？」
一歩遅れて叫ぶ。
『私は嘘つきじゃないし、泥棒でもない！』
絶体絶命のピンチと、
もうだめだという諦めからか涙がこぼれた。
"怖い"と初めて思った。
ツンツンはそんな私を見てにやにやしている。
「…A。」
そんな時、私の名前を呼ぶ声が聞こえた。
ツンツンとは違う声だった。
+
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 284人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
RINO(プロフ) - モモさん» ありがとうございますm(__)mたくさん更新します。 (2016年12月4日 13時) (
レス) id: 61b8192b51 (このIDを非表示/違反報告)
モモ - ここからの展開が気になります!!これからも応援してます!!ファイティン!! (2016年12月4日 13時) (レス) id: a5a1a36c4b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：RINO | 作成日時：2016年12月4日 12時
