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『え?これどうしたの…?』
目の前に広がるのは荒れ放題のリビング。
食器が落ち、コップが割れ、
洗濯物もそこら辺にあって、足の踏み場がない。
『ねぇ、どうしたの?何があったの?』
「お母さ「あぁ!あのね!私がね!えーっとね!」
『…。
無理しないで、ちゃんと話してごらん?』
妹を優しく抱き締めて背中をさすると泣き出した。
『よしよし…。』
しっかりしてるとはいえ、まだまだ子供。
その代わりに弟がぽつりぽつりと話し始めた。
「お母さんがねー?
お姉ちゃんには言うなって言ってたんだけどさー。
よくお姉ちゃんいなくなるでしょー?
いつもね、お母さんとお父さんよく喧嘩するんだよー。」
『え…。』
そんなこと全く知らなかった。
幼い子供二人に怖い思いをさせてしまった罪悪感と、
そんなことを一言も相談してくれなかったお母さんに
ショックな気持ちでいっぱい…。
それから私は二人とも抱き締めた。
『ありがとう、話してくれて…。』
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RINO(プロフ) - モモさん» ありがとうございますm(__)mたくさん更新します。 (2016年12月4日 13時) (レス) id: 61b8192b51 (このIDを非表示/違反報告)
モモ - ここからの展開が気になります!!これからも応援してます!!ファイティン!! (2016年12月4日 13時) (レス) id: a5a1a36c4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:RINO | 作成日時:2016年12月4日 12時