3話 ページ3
side_juri
手短に自己紹介を終えた後
京本大我と言うその転校生は
担任の指さした俺の後ろの席へ着席した。
担任は通常運転に戻り
事務連絡をしているがその話が俺の頭に入って
来る事はなかった。
この転校生が教室に入ってきた時俺は直感したんだ。
あっ、こいつαだ。って。
俺の周りにいる人間のほとんどはβだった
このクラスにだってβ以外の人間はいない
(もっとも俺みたいにΩを隠してβと名乗ってる奴がいるかもしれないが)
家族の中にαの人間もいるが家族だからなのか
ヒートの時も反応しなかった。
家族以外のαの人間にはあまり出会ったことも無く
αを自称する奴がいても気付かれないように距離を置いた。
つまるところ、今後ろの席に座ってる奴は
俺が初めて必然的に関わらねばならなくなった
αである。
この時の俺は思っていたより動揺していたらしく
その日の午前中の事はよく覚えていない。
昼休みになり話しかけない訳にもいかないだろう
と覚悟を決め、声をかけた。
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thhy - 更新待ってます! (2月16日 20時) (レス) @page8 id: 69657aab33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:てやんでい | 作成日時:2020年8月4日 1時