理想とReal？ (ページ39)

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41 You ページ39

「何やってんだこの変態オヤジ」

目をゆっくり開けるとストーカー男が倒れていて

私は違う腕の中にいた。

『……ふくっ……かいちょ……』

男「イテッ！！

だ、誰だよお前！！僕のAちゃんだぞ！」

照「……お前こいつ知り合い？」

副会長が私に聞いてくる

恐怖で上手く声が出せなくて一生懸命首を振る

照「知らないみたいだけど

ストーカー？痴漢？女の子泣かせるとか分かってんの？警察呼ぶけどいいよな？」

男「なっ！？くっそっ……っ！」

男は警察と言う言葉と副会長にビビったのか立ち上がっると走り去っていってしまった

照「おい！！待てっ！！」

副会長がそのまま追いかけようとしたんだけど

私がぐっと服を引っ張ると追いかけようとするのをやめてぐっと抱きしめてくれた。

「照！！！って……結紀ちゃん大丈夫？？」

優しい声に反応して顔あげると生徒会長だった

照「わっ！あぶっねっ！！」

なんか分からないけど安心したのかそのままふっと力が抜けてそのまま座り込んだ

しばらくそのまま副会長と会長がそばに居てくれて落ち着いてきた

『すいませんっ…助けて頂いてありがとうございましたっ』

深「大丈夫？？怖かったね？」

会長が優しく頭をぽんぽんしてくれた

照「お前家どこ送る」

副会長からそんな事言われるなんてびっくりしたし助けてくれた事にもびっくりしてる

『いや、そんなもう平気なんで大丈夫です』

深「こーら強がらなくていいの送るから立てる？」

会長に言われてしまうとなんだかんだ素直になってしまう

『……すぐそこなんで』

照「ほら」

座ってる私の前にしゃがむ副会長

照「早く乗れよいくぞ」

なんだか副会長が優しすぎてちょっと怖いけど

さっきの事に比べたら全然心強くて

お言葉に甘えることにした。