理想とReal？ (ページ38)

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阿部ちゃんに睨まれて俺は照と帰る事にってまぁ送って貰うっていう

照「じぃ、ふっかの家まで」

「かしこまりました」

深「で、ひかるくんはどうしたのかな？笑笑」

照「るっせーな、なんでもねぇよ」

深「いや、阿部ちゃんに何か言いたげだったじゃん？俺が代わりに聞いてやるからほらこの深澤辰哉になんでもいいなーさいっ」

トンっと胸を叩く

照「……別に。

俺はただ目黒が何考えてっかわかんねぇーから

つかなんかイライラするんだよね」

深「何が？笑」

照「あの女、目黒と仲良さげにしてる所も

翔太と佐久間が話してるとこ見てはしゃいでんのもなんかイライラするんだよな」

深「照ってさほんとに鈍いよな笑笑

めっちゃグイグイ行きそうなのに笑笑」

照「あ？なんの話だよ」

深「イライラすんでしょ？

それ、嫉妬じゃね？」

照「はぁぁあ？！

なんで俺が嫉妬すんだよつかそれ阿部も言ってたけど何？」

深「お前は全然変わんねぇからなー笑

追い出すのやめてさ照の彼女にしちゃいなよ

自分のもんにしたら安心だろ？

あ、それかホントに目黒の女にしてもいいんじゃない？」

照「なんで俺の彼女にするのかもわかんねぇし

目黒の女になんか絶対ならないだろ」

そんな事言ってるけど顔がムスッとしてますよ岩本さん？笑

ほんと顔に出やすいんだから

深「ま、自覚なんてそのうち出てくるから笑

目黒にとられても後悔すんなよなー」

照「だから、俺は興味ないんだって……

…………あ」

深「何？」

信号待ちで止まった車、窓の外を見ていた照

その目線の先には女の子が男の人と話してる所

照はじぃに車を停めるよう頼んだ

照「流石庶民だなスーパーで買い物」

深「あ。なに？あの子が結紀ちゃん笑

すぐ分かるとか照やっぱり」

照「おい！その先は言うなよ」

車停めてまで観察したいって気づけよ笑

2人で窓からちょっと様子を見てると

男の人が結紀ちゃんの手を掴んだ

深「……おい照、アレおかしくないか？やばくね？」

その後グッと抱き寄せられてて

結紀ちゃんは嫌がってる様にみえる

照「ふっか待ってて」

俺にそう言うと車を飛び出して行った

深「おい！照！！」

俺もその後を追った