理想とReal？ (ページ35)

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必要な買い物を済ませて家までの帰り道

Prrrrr...

着信、ビニール袋は1つで済んだから普通に電話に出れた

『もしもしー』

近「あ、俺ーいま平気？」

『オレオレ詐欺は間に合ってますー

平気だけどどした？』

宮近からの電話

近｢悪ぃんだけど明日ちょっとバイト遅れるんだけどいいかな？

サッカー部の助っ人頼まれてさ終わったらすぐ行くから｣

『こないだ遅れたから全然いいよ笑

いい加減サッカー部入ってやんなよ笑』

ちゃかは何回かサッカー部の助っ人に呼ばれてるんだけどそれで正部員になって欲しいって言われてるのになかなか首を縦に降らないらしい

助っ人はいいんだってさよくわからないけど

近「いいんだよ笑

じゃー明日よろしくね」

『はーいじゃぁね』

部活ねぇー……響きが青春の匂いがする

もしちゃか達と同じ学校に入ってたら私も部活とかしてさ仲間と一緒に大会とかに向かって汗とか流したりして青春とか、してたのかな？

ちょっと想像してみたけど。

『……いや、してないな青春』

別の高校に行ってたとしても私はバイトをしてただろうな。

中学の時もそんな青春してなかったし。

ちゃかとの電話を切って時間を確認

ﾋﾟｺﾝ

となった緑のアプリからの通知から

｢ちゃかがスタンプを送信しました。｣

とでる

開くとふざけた顔のスタンプでありがとう

ちゃからしくて笑える

私もお返しに手を振ってるスタンプを返した

「あ、あの！」

『？？はい？』

チャカの、メールでニヤニヤしてたら声をかけられた

顔をあげると丸ぶち眼鏡の男性

「緑ヶ丘にあるタピオカワゴンの子…ですよね？」

『…えっと、、』

確かに今は緑ヶ丘でやってる

けどこの男の人は知らない。

お客さんで来てたのかな？？