理想とReal？ (ページ13)

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『お疲れ様でしたー』
近「お疲れ様でしたー」

店長「おう！お疲れ様！ところで結紀ちゃん今日は何だかボーとしてたけど大丈夫」

『え、いえ何でもないです！！大丈夫ですよ！』

店長にそう言ってると横でちゃかの目が怖い、

近「あしたもお願いします」

『お先失礼します笑』

近「店長にまで心配されるとかほんとバイトは集中しろよな笑」

『ほんとにごめん……』

確かに集中しなさすぎて今日は申し訳なかったなぁ注文ミスとかしなくて良かったけどそりゃダメだよね

近「あ」

『ん？』

近「ゆきちゃん知り合い？」

『え？』

ワゴンからは見えなかったけど少し離れたベンチに座ってこっちをガン見してる人

『うわぁ……副会長』

近「えっ、あの人が噂の？！待ってたんだよ」

『違うんじゃない？！たまたま座ってただけとかでしょ？！』

するとベンチから立ち上がってこっちに向かってくる

照「……ちょっと良いか」

『は、はい……』

照「あんた、生物室で会った雪白の生徒だよな」

まぁ。もう隠す必要もないから素直に

『…はい』

照「……2年C組の結紀Aで間違いないな」

『……はい』

どうやって名前まで調べたのかは分からないけど生徒会ともなるとなんでも調べられるのか？
ってことはもう私がただの庶民って事もあっさりバレてるわけだ…

照「提出は明日の放課後までだ俺はふっかみたいに甘くはないから」

バシッと私に押し付けてきた紙は退学届

「分かったな」

そう言って去ろうとする副会長。

私の気持ちも知らないで良くバッサリ切り捨てられるな

「あの！！！」

声をかけると止まった

『私、辞めませんから雪白

もし止めさせようとしたらタピオカの事広めます

強面で冷酷Snow Man1最強の副会長も甘く見られますからね！

みんなガッカリすると思いますよ

あの岩本グループの御曹司がこんな庶民なワゴンのタピオカを飲んでるって知ったら

照「脅してもお前は俺に勝てないだろ」

照「じゃぁな。」

『……くっそ〜、、』

近「……ゆきちゃん大丈夫？？」

副会長との会話が終わって待っていてくれたちゃか

近「送ってくよ帰ろ」

断ったんだけど今日はボーとしすぎてて危なっかしいから送らせてって言われてお言葉に甘える事にした。