ずるいじゃん 続続

ずるい ページ8

「あーーーーー。やっぱやぁめた」



『ｹﾞﾎｯ…ｹﾞﾎｯ、、は？？？』



















喉に当てていた手をパッと離し呼吸が楽になる










いや情緒不安定かよ。














今まで土足で上がっていた私の1LDKの部屋にしんっと沈黙が広がる














そろそろ靴脱いで欲しいな。



















春千夜が冷蔵庫の方にのしのしと歩いて行くとついでに私はソファーに沈んだ体を起こすとはぁっとため息をついた。



















「おい。A。てめぇの家には飲み物すらねーのかよ」



『玄関に置いてある袋の中にさっき買ってきたストゼロ入ってっから。』



















ムスッとした顔で私は言い返すと春千夜はやっすい酒だなぁ。とぶつぶつと文句を垂らしながらストゼロの缶をプシュりと開けてごくごくと飲み始めた。








「うめぇ。」




『あっそ。ビールとって。』




「ん。」















金麦のビールを私に手渡ししてくれる春千夜


















いや待って？？？













さっきまで私の事殺そうとしてましたよね？











顔がいいからって騙されねーかんな。くそ。



















「そんなに見つめて春千夜様の事好きになっちまったか？」




『お前見てーな神経逆撫でしてくる野郎初めてなんだけど。』






ごくりと持っていた金麦に口をつけるとそのままごくごくと飲み始める。



















仕事帰りで死ぬか生きるかの狭間で私の心臓はバクバクゆってるし、てゆーかアドレナリン出まくっててやばいしむら むらしてきた



















酒のせいなのか知んないけどぐわんぐわんしてるし。



















『ねぇ。はるちよ。以外とタイプだしやる？』



















着ていたワイシャツのボタンをプチプチと外すとソファーに我がもの顔で座っている春千夜の腰の辺りにまたがって春千夜の鎖骨が浮きでて綺麗な首に手を回した

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