死にたがり 19 ページ20
春千夜side
いつまでも抵抗してこないA。
そっと目を開けるとAはふふふっと笑っていた。
美しすぎる黒く光の無い瞳。綺麗な唇が三日月のように悪戯に歪む。
『はるちよ、マスク外さないとちゅーじゃないよ。』
Aは俺の首に手を回すと片方の手でゆっくりとマスクを下におろしちゅっと軽いキスをしてくる。
この状況え ろくねーか??呼び出されてるのに屋上の踊り場のとこで隠れてキスってめちゃくちゃえ ろいじゃん。
『ん。。はるちよもちゃんとした男の子だね。』
俺は、は?っと声に出しAから顔を離した。
Aはその場でよいしょっと起き上がりもう帰る。と呟いた。
何を考えているのか分からない。
俺はおう。と返事をし、余韻に浸る俺の方向を見ることなくAは階段を降りていき俺を踊り場に置いていった。
Aの余熱が残る階段を見つめこの熱があいつのいた印。俺は熱がまだ残る自分の唇に手をやるとはぁっとため息を吐いたがあいつはこの場にはもう居ない。
俺はどんどんとあいつに心酔している。
日に日に触れたいが大きく膨れ上がってもしかしたら殺してしまうかもしれない。
ああ。この感情はなんなんだろう。
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@ZYUR - あの、パクリですか? (11月22日 22時) (レス) id: d21974408e (このIDを非表示/違反報告)
んなぁぴゃんぴゃん(プロフ) - 錆猫さん» そう言っていただけると嬉しいです!笑書いてて楽しいって思えるのは読者の皆様のおかげなのであらためてありがとうございます!!! (2021年9月20日 8時) (レス) id: 809276b97e (このIDを非表示/違反報告)
錆猫(プロフ) - 完結おめでとうございます!!主さんのはるちよ最高でした!!なんというか、お話が綺麗でとても大好きです!過去作も次回作も読ませていただきます! (2021年9月20日 8時) (レス) id: 5bb6e7e4d5 (このIDを非表示/違反報告)
んなぁぴゃんぴゃん(プロフ) - 名無しさん» クソみたいな小説読んでいただきありがとうございました笑ぜひぜひ読んでいただけると嬉しいです^^* (2021年9月19日 22時) (レス) id: 809276b97e (このIDを非表示/違反報告)
名無し - まさかの展開に思わず声が出ました。。最高の作品です!!!これからも繰り返し読みたいと思います(^^)完結おめでとうございます!!! (2021年9月19日 22時) (レス) id: f68d781c31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:んなぁぴゃんぴゃん | 作成日時:2021年9月16日 23時