死にたがりな君と春千夜君【三途春千夜】

死にたがり 15 ページ16

春千夜side





外に出るとハラハラと雪がまっている。








Aが学校に来るかもしれないと毎日期待をだきながらも俺は学校に行った。








Aと最後にあったのは9月だ。
9月から来てないと考えるとあいつはもう学校を辞めたのか？俺に言わずに？








イライラしながら廊下を歩いていると上の学年のクソが喧嘩を売ってきた。








「おめぇーが三途か。」


「女の子みたいに髪の毛伸ばしてて可愛いでちゅね」


「こいつ脱がしてみたら案外いけんじゃね？」


「楽しもーぜ、はるちよくん」









うるせぇ。









俺の事褒めるやつなんざAだけでいいんだよ。
その汚ねー口で俺の名前呼ぶんじゃねーよ。触んな。
俺の名前呼んでいいのはAだけでいいんだよ。









俺は目の前にいた男の顔面を蹴り飛ばした。
後ろにいた男のみぞに肘を打ち付けうずくまる隙も与えず男の顔面を廊下にたたきつけた。後ずさりして逃げようとした男は近くにあった消化器をぶん投げて気絶させた。









『くせぇんだよ。』









俺はその場を後にして屋上に向かった。

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