死にたがり 17 ページ18
『はるちよ。寒いし中入ろっか。』
しんしんと降りしきる雪の中。私と春千夜は抱きしめあって暖をとっていた。タバコも吸い終わったし寒いし春千夜が凍死してしまうんじゃないかと私は思った。
こんなとこで春千夜と2人で凍死なんて考えただけでも申し訳ない。死ぬ時は私一人でいい。
『はるちよ、いくよ。』
「おー。」
春千夜の以外にも筋肉が程よくつきがっしりとした腕を掴み屋上を後にした。屋上のドアの前の踊り場に腰をかけると春千夜は私の手をニギニギとし遊び始めた。
「寒くね。」
『それな』
春千夜は何を思ったのか私のえりのところからズボッと手を突っ込んだ
『うわ、、さいあく。』
「Aあったけー」
春千夜は満足気に私のえりのところから腕を突っ込んでいる。春千夜をじとっとにらむが春千夜には逆効果だったらしく可愛いななんて呟いた。
『可愛いってはるちよに初めて言われた。』
春千夜は突っ込んでいる腕をずるっと出すと私を抱きしめた。春千夜の落ち着いた香水の匂いがふわっと鼻に広がりずっと嗅いでいたいぐらいだ。
「お前さ。死ぬなよ。」
『なに急に。』
春千夜の頭をぽんぽんと撫でると抱きしめる腕を強くする春千夜。
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@ZYUR - あの、パクリですか? (11月22日 22時) (レス) id: d21974408e (このIDを非表示/違反報告)
んなぁぴゃんぴゃん(プロフ) - 錆猫さん» そう言っていただけると嬉しいです!笑書いてて楽しいって思えるのは読者の皆様のおかげなのであらためてありがとうございます!!! (2021年9月20日 8時) (レス) id: 809276b97e (このIDを非表示/違反報告)
錆猫(プロフ) - 完結おめでとうございます!!主さんのはるちよ最高でした!!なんというか、お話が綺麗でとても大好きです!過去作も次回作も読ませていただきます! (2021年9月20日 8時) (レス) id: 5bb6e7e4d5 (このIDを非表示/違反報告)
んなぁぴゃんぴゃん(プロフ) - 名無しさん» クソみたいな小説読んでいただきありがとうございました笑ぜひぜひ読んでいただけると嬉しいです^^* (2021年9月19日 22時) (レス) id: 809276b97e (このIDを非表示/違反報告)
名無し - まさかの展開に思わず声が出ました。。最高の作品です!!!これからも繰り返し読みたいと思います(^^)完結おめでとうございます!!! (2021年9月19日 22時) (レス) id: f68d781c31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:んなぁぴゃんぴゃん | 作成日時:2021年9月16日 23時