分隊長のストッパー【スリー】 (ページ10)

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ちょっとエグいかも

まず最初に分隊長の肩にアンカーをぶっ刺したヤツだ。ソイツが仲間に呼び掛けている際に、後ろから同じようにアンカーをぶっ刺した。汚い血が吹き出る。僕が映ったあいつの目は恐怖に染まった。
躊躇なく、その顔面にブレードを突き立てた。絶命したのか、手がダラりと力無く落ちる。だが、生きている可能性があったから、もう片方のブレードを腹に突き立てた。
同時にブレードを引き抜いて、ソイツの頭にかかと落としをして下に落とした

激昂した馬鹿なヤツらが、叫びながら僕に近づいてきた

ああ、馬鹿なヤツらだ。お前らなんかが、僕を殺せるわけが無いのに。それになんだ、被害者ぶって…お前らが分隊長を傷つけたンだろう？

腹を切ったり、首を切ったり、真っ二つに切ったり、時には壁に蹴りつけたりして……

正気に戻ったのは、モブリットの顔を見たからだった

モブ「Aっ！！！大丈夫か？！」

『モブ、リット…？』

サァーッと頭に昇っていた血が下に降りていくのを感じる。モブリットの後ろからは、リヴァイさん達もやってきていた。左目が血で塞がっていて、開かなかった。手を見ると、両手が真っ赤に染まっていたし、刃も真っ赤に染まっていた。何もかもが、赤かった

モブ「怪我は無いか？分隊長を外に運んで、ケイジ達に預けてすぐに来たんだ。そしたら、Aが一人で飛んでいくのを見て…」

『怪我は、ない、と思う…。分隊長…分隊長は大丈夫か！！？』

ハッとなりモブリットの肩を掴むと、リヴァイさんが僕の隣にたった

リヴ「後は俺たちでやっとく。2人とも早くハンジの所にいけ」

『はっ！』

モブ「え、ちょっ、っ！！」

リヴァイさんにそう指示された瞬間、モブリットの手を掴んで立体機動に移った。モブリットが若干悲鳴をあげたが、今だけは乱暴になるのを許してほしい、早く分隊長の安否を確認したいんだ

もうすぐ出口って所で、リヴァイさん達がいる方から、巨人化の光が見えた。その直後、グラグラとこの地下空間が揺れる。焦りを覚えながら素早く出た

地上に出て辺りを見渡せば、少し離れた所にウチの班とアルミンが歩いていた

鼓動が早くなる。モブリットの事を確認せず、立体機動でその場に向かった

『分隊長っ！！！』

ニフ「この声はAさ、って、きゃぁぁぁあああああ！！なんですかその怪我は！！」

アー「え？どわぁあああああああ！！！おま、おま、おまぇええええええ！！」

ケイ「っ、お前も早く治療しろ！！」

アル「っAさん、こちらに！！」

『いや、返り血……』