分隊長のストッパー【スリー】 (ページ9)

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僕の話をしていると、礼拝堂が見えてきた

アル「よし、準備整いました」

リヴ「そうか。A、人数の方はどうだ」

『30から40の間…構造も、雰囲気的にハンジさんが想像したとおりで問題なさそうです』

扉に耳をつけながらそういった

リヴ「分かった。それで、お前ら手を汚す覚悟のほうはどうだ？」

その言葉に、104期生覚悟を決めた顔で返した。この場にケイジ達はいない。何かあった時ように脱出口を確保できるように外で待機している

リヴ「よさそうだな」

リヴァイさんが地下空間に続く扉を蹴り破り、用意していた火薬の入った樽を転がした。そして、サシャが火矢でその樽を射抜いた。
途端に爆発し、煙がここらを包み込む。そして突っ込んだ。人を、殺すために

リヴァイさんと2人で速攻し、人数をもう一度確認する。感じた気配の通り、35人だった。

リヴ「敵数35！手前の柱に固まっている、作戦続行！全ての敵をここでたたく！」

「クソ、敵はどこだ？！」

その声を聞き、煙から飛び出して後ろから体を切りつけた。隣に驚いて固まっているヤツがいたので、腹に突き刺した

ﾋﾟﾘﾘ

体に電気が走る。分隊長が危ないっ！！

下を見ると、分隊長を狙っているヤツがいたので、ガスを吹かしながら首を切った

「あ＿＿」

敵は短い断末魔をあげながら落ちていく。分隊長の方を見ると、緑の信煙弾でなにも見えなかった

『どこだ…！！』

焦りながら分隊長の気配を探して移動する。
殺そうと飛び出してきたやつをの腹を切り裂きながら飛ぶと、視界の端でリヴァイさんとミカサがありえん動きをしながら人を殺していた。あの2人はアッカーマンだからあんな動きができるのに、僕はあんな動きしたことが無い…本当にアッカーマンなのかな…

他ごとを考えたのがいけなかった。だから、あんなことになった

ハン「君も生き急ぐタイプかな？！」

その声が聞こえてきてそちらに目をやると、分隊長が女の人を殺そうとしていた

ドクン＿＿

ドクン＿＿

心臓の音が、耳の近くで聞こえた。分隊長との距離は遠かった。急いでガスを噴出する

『あ＿』

赤い血が鮮明に見える。分隊長の肩にアンカーが刺さった

プツン

その音と同時に、今まで安定していた1本の線が、僕の頭の中でグチャグチャになった

分隊長が壁に叩きつけられそうになった瞬間、間に入りクッションになる。そのまま下におりて、すぐに来たモブリットに分隊長を託した。ずっと分隊長の傷を見ていた

僕が、もっと、強ければ…

『…殺してやる』