��6 ページ6
分隊長達と合流し、1枚の新聞をリヴァイさんに渡した。それを104期生が覗き込んでいる
ハン「というわけで、クーデターは成功。王都も行政区もザックレー総統が仮押さえ中だ。今のところ、貴族たちの反乱は起きていない」
アル「でも、リーブス会長の件は？」
ハン「あれが濡れ衣だった証言はとれたからね。息子のフレーゲルが奮闘してくれてるよ。それに書かれてるとおり、冤罪だってことや、王政側の圧力、フリッツ王が偽物であることもバッチリだ。君達についても正当防衛ってことで、つまり、我々は自由の身だ」
分隊長がそう言いきった後、104期生は飛んで喜んだ。それを横目にモブリット達の方に行く
『この短い期間でいろいろあったな。おつかれ』
モブ「Aも、怪我なく居てくれて安心したよ」
ケイ「ああ、Aが怪我してるかしてないかで賭けをしようとしたのに、全員してるって言ったから賭けになんなかった」
『おまっ、僕が頑張ってる時に賭け事って…まあいつも怪我してるからしょうがないか…』
二フ「あ、そういえば、エレンとヒストリア達の場所、ある程度見当がつきましたよ」
『え？』
アー「礼拝堂さ」
＿＿＿＿エルヴィンの働きを経て、現体制の崩壊が宣言された。それは王都、行政区を兵団組織が制圧した直後、彼のために用意された処刑台の上で行われた＿＿＿
ハン「エルヴィンから託された、レイス卿領地の調査報告書がこれだ。中身は殆ど5年前、レイス家を襲ったある事件についてだ」
夜道を進み、目的地を目指す。僕は荷台を引いている馬を動かしているアルミンの隣に座っていた。リヴァイさんにそこに座ってろ言われたからだ。
レイス家を襲ったある事件について、ハンジさんはこう語った
ウォール・マリアが破壊された日、世間の混乱に乗じた盗賊の襲撃によって、村にある唯一の礼拝堂が焼け落ちてしまったんだ
悪いことにその夜は、レイス一家全員が揃って祈りを捧げていた。そして、一家の主ロッド・レイスを覗く一家全員が、盗賊に惨殺されてしまったんだと。そしてそれは、ヒストリアの母親が中央憲兵に殺される、数日前の出来事
ハン「つまりロッド・レイスは、家族を失った直後に、ヒストリアに接触を測った。このあたりに連中がヒストリアを求める理由があるのだろう」
リヴ「血縁関係か？その血にタネか仕掛けがあるってのか？」
ハン「今はそこまでは分からない。それより私が気になったのは礼拝堂が全焼したところにある」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 142人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：れもんっ | 作成日時：2023年4月7日 3時
