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右手が使えないので、モブリットに支えられながら壁の上へ登った。立体機動を使っている際に違和感を感じる。
僕は立体機動の扱いは、もっと危なげなかったはずだ。モブリットもこんな安定してとべていなかったし…それを当たり前だとどこか思っている自分自身に驚いた
記憶を無くしているんだと、強く感じる
モブ「よし、大丈夫か？」
『ああ、だい、じょうぶだ…。この2人は？女性の方は怪我をしているじゃないか…それに、この街……破壊されてる……』
上から見下ろしたシガンシナ区は、円形に建物が吹き飛んでいる
爆風でも起きたのか……
ズキッ＿＿
「おーい＿＿＿＿」
「Aさん＿＿＿＿」
「またお前＿＿＿」
『い"っ、た……』
モブ「Aっ？！大丈夫か、？横になって休め。横になりながら、今まであった事を俺が話すから」
頭に流れ込んでくる映像と共に、激しい頭痛がした。あまりにも痛かったので、ついしゃがみこんでしまう。その行動をみて、モブリットが僕を支えながら、簡易ベッドが敷かれている場所に僕を寝かせた
流れ込んできた映像に、顔は見えなかったが…誰かいた。……映像じゃない、これは、僕の記憶か
『僕には、2人…いや、3人いた。仲間が……』
そういえば、モブリットは肩を揺らして驚いた。正解だ
『どこに、いるの？』
この質問はどうやらダメだったらしい。モブリットの顔が勢いよく曇った
モブ「…あの3人の事は、まだ知る必要はない。Aにはもっと知るべき事が沢山ある」
そう言って、モブリットは語り出した。この世界が変わり始めたあの日の事を
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作者名：れもんっ | 作成日時：2023年4月7日 3時
