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リヴ「さて…ストヘス区憲兵支部所属マルロ・フロイデンベルク２等兵。同じくヒッチ・ドリス２等兵」
無事気絶させることなく制圧できたことに、胸をなでおろす。後ろががら空きで助かった。にしてもマルロ・フロイデンベルク…リヴァイさんのことをキラキラとした目で見たな…ひょっとして…
ヒッ「あなたたちのせいで、ストヘス区の人民が100人以上死にました！！」
リヴ「あ？」
マル「おい」
ヒッ「あなたたちは、自分が正義の味方のつもりなのかもしれませんが、被害者やその家族は、突然地獄に落とされたんですよ」
リヴ「ああ、知ってる」
ヒッ「あんたたち、南方訓練兵団出身なんだってね。アニ・レオンハートと同じ。仲良かったの？」
ジャ「あ…」
ああ、そうか、この憲兵は知らないのか。アニが女型の巨人ってことを
ヒッ「いや。友達なんかいなかったでしょ。あいつ暗くて愛想悪いし、人と関わるの怖がってるような子だったし、あいつのことまだ何も知らなかったのに、あの日以来見つかっていないのは、巨人にグチャグチャにされて、見分けがつかなくなったからでしょ！」
『潜伏してた巨人の正体がアニ・レオンハートだったからだよ』
「え？」
リヴ「まったく、嫌になるよな。この世界のことを何も知らねぇのは、俺らもみんな同じだ。この壁の中心にいるヤツら以外はな。お前たちは、俺らの出発と同時に開放する」
ヒッ「アニが…」
この情報は、一般の兵士には知らされていないのだっけ？でも、君には知ってほしかったんだ。世の中、何があるかわかんないよって。あの王政が偽物だなんて、今知っている人は、ほぼゼロに近いのだから
マル「リヴァイ兵士長、俺に協力させてください！！俺にはあなたたちが間違っているとは思えません！！この世界の不正を正すことができるのなら、俺はなんだってやります！」
マルロはそう叫んだが、リヴァイさんが受け入れるわけがなかった。僕だって同じ立場ならそうしただろう。何せ今は時間がないのだから、こいつが本当に頭がいかれているのか判断ができないから
リヴ「サシャ、２人をこの辺に拘束しろ」
サシ「はい」
ジャ「兵長！俺にやらせてください」
ジャンは何か考えている顔をしてそう言った。この判断が間違っていませんように
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作者名：れもんっ | 作成日時：2023年4月7日 3時
