分隊長のストッパー【スリー】 (ページ28)

今日:18 hit、昨日:67 hit、合計:18,839 hit

￤28 ページ28

ベル「ライナァァァ！！！」

間に合わないと思ったが、ベルトルトは力尽きているライナーを見て最悪なことにはならなかった

少し離れたところで、鎧から出ている煙を見る。あそこにベルトルトはいった。ライナーは仕留めきれていない、早いとこ殺さなければ

ハン「フゥ…なんにせよ、我々の作戦目標が目の前に飛び込んできたんだ。好都合と言っていいだろう」

モブ「はっ！目標前方より接近！！！ベルトルトです！！」

前方を見れば、立体機動でこちらに向かってきているベルトルトが見えた

ここで、超大型巨人になる前に首を跳ねれれば…

ブレードを握る手に力が入る

ハン「作戦は以下の通り。リヴァイ班はアルミン指揮の下エレンを守れ！その他の者は全員で目標2体を仕留めろ！」

「「はっ！！」」

立体機動に移り、ベルトルトに突撃して殺したい気持ちを抑え、分隊長の少し上を飛んでいると、アルミンが分隊長に近づいてきた

アル「待ってください！」

ハン「アルミン、」

アル「これが最後の交渉のチャンスなんです！」

『まて＿＿』

分隊長の指示を待たずに飛び去るアルミンを止めようとしたが、間に合わなかった。アルミンはそのままベルトルトに交渉をしようと近寄った

まぁいい。アルミンに気を取られているウチに首を跳ねればいいだけだ

アル「ベルトルト！そこで止まれ！」

アル「ベルトルト！！話をしよう！！」

ベル「話をしたら全員死んでくれるか？！」

アル「なっ」

ベル「僕たちの要求はわずか2つ！エレンの引渡しと、壁中人類の死滅！これが嘘偽りのない現実だ、アルミン！！

もう全ては決まったことだ！」

アル「なっ…だっ、誰がそんなことを決めた？！」

ベル「僕だっ……」

アル「あっ…なんだって？」

ベル「僕が決めた！君たちの人生はここで終わりだ！」

アル「くっ！それは残念だよ！僕はもう、アニの悲鳴は聞きたくないっていうのに！」

ベル「はっ！」

アル「アニを残虐非道な憲兵から解放させられるのは、もう君しかいないんだよ？！このままじゃ、アニは家畜の餌に＿＿」

ベル「すればいい！！」

アル「あ」

ベル「豚の餌にすればいい！本当に捕まえているのなら！」

アル「うわっ、く…」

ベル「どこに行くアルミン、話をするんだろ？

アニの話を出せば、また僕が取り乱すと思ったか？大人しくて気の弱いベルトルトなら、言いくるめて隙を突けると思ったのか？

分かってるんだ、ただの時間稼ぎだろ。僕の周りを兵士で囲い、別の兵士にライナーを殺しに行かせるための無駄話」