分隊長のストッパー【スリー】 (ページ25)

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この感覚は知っている。これが起きる時は絶対に誰かが傷つく

反射で体が動き、壁の上から落ちる。モブリット達の驚いた声が聞こえてきたが、対応どころじゃない

あの兵士だ。今、信煙弾を打ち上げた兵士

「ここだ！ここに空洞があるぞ！！」

叫ぶ兵士の前の壁が開き、出てきたのはライナーだった

「あ、ヴッ！」

叫んでいる兵士に体当たりをして、突き出てきた刃を避ける。リヴァイさんが上から凄い勢いで迫って来ているのを感じたのでライナーは任せ、僕はそのまま兵士と共に壁の上へ昇った

『っは、大丈夫か？！』

「だ、大丈夫です。あ、ありがとうございます！！」

その言葉と同時に、巨人化の音が木霊する。急いで壁の下を見ると、そこにいたは鎧だった

エル「周囲を見渡せ！ほかの敵を補足し、っ」

団長の声に被るように爆発音が響き渡った

『あれ、は…獣』

壁内に現れたのは獣の巨人と、多数の巨人だった

獣の巨人は動き出し、玉を投げるような動きをした

エル「投石来るぞ！！伏せろー！！！！」

伏せるが、石は手前に落ちる。外れたのかと思ったが、違った

エル「ヤツは扉を塞いだ。馬が通れない程度にな。まず馬を狙い包囲する。我々の退路を断ち、ここで殲滅するために

我々は互いに望んでいる。ここで決着をつけようと。

人類と巨人ども、

どちらが生き残り、どちらが死ぬか！！」