��32 ページ32
『ハンジさん、起きてください』
優しく揺さぶり分隊長を起こす
ハン「ん…」
ゆっくり瞼が空いて、目が合った途端に目が一気に開いた
ハン「A聞いてくれ！今巨人が私に喋りかけた！！」
『ハンジさん…言い難いですけどそれは夢だと思われます…。そしておはようございます、リヴァイさんから話があるそうです』
ハン「リヴァイが！？」
分隊長が勢いよく起き上がり少し顔が暗いリヴァイさんと目を合わせた
リヴ「随分と寝てたみてぇだな、クソメガネ」
ハン「いや〜うっかりうっかりAに寝てろって言われたら寝るしかないよね！」
リヴ「知らん。本題に入るぞ。ハンジ、お前は今からラガコ村に行け」
ハン「お、許可が降りたの！？」
リヴ「違う、俺が勝手に決めた。お前の勘はよく当たる…さっさと行ってこい」
『っ、僕も行きます！』
ハン「ダメだ」
『怪我してるからですか？』
ハン「そうだ、そんな状態で行っても巨人が湧いて出てきた時に戦えないだろう？本当は連れていきたいところだけど、起きたばっかりのAに無理をさせたくない」
『…わかり、ました。気をつけて言ってください…』
正論というか、分隊長が心配している事が伝わってくるのでどうしても反論ができない。ここは大人しく待つのがベストなんだろう
ハン「あぁ、モブリットも連れていくから大丈夫だよ」
そう言って分隊長は笑顔で部屋を出ていった
リヴ「…着いてこい、会いたかった奴にあわせてやるよ」
『…はい』
少し気持ちが下がったが、リヴァイさんにそう言われて、少し期待する。もしかしてミケさんとナナバじゃないかって…
歩くと全身が痛くなったので、壁に手を当てながら廊下を進んでいく
すぐ近くにあった部屋に入ると、ミケさんとナナバがぐっすりと寝ていた
『2人とも…生きていたんですね…、良かった…！』
リヴ「ああそうだ。ミケもナナバも危険な状態ではあったが、今ではこのとおりぐっすりと眠ってる。お前のお陰だ」
『…2人共、調査兵団はもう続けられませんか…？』
リヴ「……そうだな。コイツらはもう前線で戦うことはねぇだろう。足を失ったが命はある。生きてりゃ良いんだよ」
『そう…ですよね…』
そう思うしか無かった。もう少し早く僕が行動していたら、怪我もさせずに2人を助け出せれたかもしれない。そう思うと、後悔が少し残っていた。僕はちゃんと役に立っているのか…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 258人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「男主」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
可愛い後輩ちゃん - うわぁぁぁん…!ミケ班生きてる、、‼😭💭ハンジ推しにはたまんないです‼神作ありがとうございます💫 (2022年4月8日 23時) (
レス) @page44 id: 28b1a8c3b0 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - えかわいい。前編も今も最高すぎる (2021年12月8日 18時) (レス) id: c204bce294 (このIDを非表示/違反報告)
蠱闇(プロフ) - ミケさん生きてて良かった！！？？泣 自分のペースで更新頑張って下さい！(うちも頑張らんと…) (2021年11月18日 19時) (レス) @page32 id: cc664d8487 (このIDを非表示/違反報告)
ちわわ - うん…あの…はい｡最高｡進撃ではハンジさん推しだからメッチャ嬉しかったwコレからも小説作りがんばって欲しいです！ (2021年11月4日 7時) (レス) id: a43279d1c6 (このIDを非表示/違反報告)
ひこづみ(プロフ) - 久しぶりに更新されていてとても嬉しかったです！無理にとは言いませんが、これからも更新頑張ってください、応援しています！ (2021年8月25日 19時) (レス) id: 727799adbe (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：れもんっ | 作成日時：2021年5月3日 20時
