��21 ページ21
『だれ…だ…？』
視界がぼやけて、見えないが、辛うじて赤いヒラヒラが見えた。多分あれは赤いマフラーだ、赤いマフラーだったら心辺りがある、エレンの近くに居る子でエレンも教えてくれたっけ…名前は…
『ミカサ…』
そう呟いたのが合図かのように頭上になにかいっぱい通った。釣られて後ろを向くと、肌色の塊から血が飛び出していた
ユミルが危ない…。そう思い、立体起動に移り飛び上がった瞬間、お腹に衝撃が加わり息が止まった
エレ「やった！！討伐数1！！」
エレンの嬉しそうな声が何処か遠くで聞こえた。地面に足が着いたとき、体に力が入らなくて膝から崩れ落ちた
耳元で誰かが叫んでいる
『…っ、ナナバ…ナナバが、重体です、助けてやってください…僕なんかじゃなく…』
そういうと、頭をゴツンと叩かれた。あまり痛くなかったが、少しだけ頭がクリアになる
目の前いっぱいに映るのは分隊長の顔。眉を下げて怒っていた。すみません、無能な部下で…と思うと、次はデコピンをされた。声に出ていたのか…？
『ぶ、だいちょ……も、だ、め……』
骨折と貧血と脳震盪が重なり、意識が途切れた。暖かい温もりの中で、安心しきって眠りについた
体が大きく揺れたので、その反動で目が覚めた。足と頭が猛烈に痛かったが、何とか起き上がると、もう壁が見えていた
辺りを見渡すと、こちらに馬を走らせる人が数人…
『え、数人！？』
凄いスピードで近付いてきたので直ぐ分かった、あれは僕の班員だと。そして先頭は分隊長だと。会えるのは嬉しいが、少し複雑だ。分隊長にはモブリットがいると知ったから……
ハン「A！！大丈夫か！？」
『ひゃ、ひゃい！！』
考え事をしていたので、分隊長の大きい声に驚き、声が裏返ってしまった
モブ「本当に大丈夫なのか！？」
ニフ「やっぱりまだ寝ていた方が…」
『だ、大丈夫だって！そ、それよりもナナバは大丈夫なのか？』
ケイ「話を変えた」
アー「Aはホントにこれなんだから」
『なんだよ！！』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 258人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「男主」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
可愛い後輩ちゃん - うわぁぁぁん…!ミケ班生きてる、、‼😭💭ハンジ推しにはたまんないです‼神作ありがとうございます💫 (2022年4月8日 23時) (
レス) @page44 id: 28b1a8c3b0 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - えかわいい。前編も今も最高すぎる (2021年12月8日 18時) (レス) id: c204bce294 (このIDを非表示/違反報告)
蠱闇(プロフ) - ミケさん生きてて良かった！！？？泣 自分のペースで更新頑張って下さい！(うちも頑張らんと…) (2021年11月18日 19時) (レス) @page32 id: cc664d8487 (このIDを非表示/違反報告)
ちわわ - うん…あの…はい｡最高｡進撃ではハンジさん推しだからメッチャ嬉しかったwコレからも小説作りがんばって欲しいです！ (2021年11月4日 7時) (レス) id: a43279d1c6 (このIDを非表示/違反報告)
ひこづみ(プロフ) - 久しぶりに更新されていてとても嬉しかったです！無理にとは言いませんが、これからも更新頑張ってください、応援しています！ (2021年8月25日 19時) (レス) id: 727799adbe (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：れもんっ | 作成日時：2021年5月3日 20時
