33話 ページ36
何回かの打ち合わせを重ね
より計画を進めていく中
別の問題が出てきた
「厨房はエッちゃんのところで任せるとして
俺たちは接客でしょ?」
「そういうことになるね。
というか、そうでないと意味がない。」
問題を起こしたとはいえ強豪には変わりないKnights
学院No. 1と謳われたfine
見事DDDで名を上げ、活躍をしたRa*bits
活動再開し再び旋風を巻き起こしたLabyrinth
学院の中でも頭ひとつ抜けるユニット揃い
今回のカフェを開く狙いを果たすのに必要な顔ぶれである
「校内でバイトはよくしますけど、
接客をするのは初めてです。」
「まぁ、うちのユニット的には名誉の回復につながるわけだから
好都合…♪」
『…。』
しかし全員接客などした経験もなく
初心者4人という条件は非常に厳しいものであった
英智は紅茶をひと口だけ飲むと静かにカップを置いた
「練習が必要だね。
試しにやってみようか♪」
「い、いらっしゃいませ…!
ご注文はどういたしますか?」
「ごーかく♪」
椅子に座ったままで始まったセリフ練習
1番手の創は辿々しくも、持ち前の雰囲気はカフェという憩いの場にふさわしいものだった
「いいね。なにより創くんの笑顔で癒されてしまうよ♪」
「えへへ、ありがとうございます。」
照れくさそうに頬を赤く染める
「凛月先輩もさりげなく出来そうですよね。」
「まぁねぇ♪
エッちゃんもこういうの得意でしょ?」
「ふふ、そうかい?
でも、人並みには慣れている自信はあるよ。」
3人は割と問題なさそうで
接客に関してはなんとかなるかと思ったその時
ふと、凛月が話を振る
「シーくんもやってみてよ。
想像つかないから面白そう♪」
『…いや……「いーから♪」…。』
突然の振りに蓮は躊躇をするが3人の視線が集まると
仕方なくやってみせた
『……こんにちは……注文…教えてほしい……。』
暫く沈黙が続く
そして3人は悟った
「なるほど…こういう問題が発生するんだね…。」
英智は紅茶を口に流し込む
「まって、シーくん…、
さっきはーくんの聞いてたよね?」
『…?…内容は…一緒……。』
蓮の返答に凛月は頭を抱えた
その様子を見て創は口を開く
「敬語をつければいいのでは…?」
『…敬意はない……。』
今度は創が頭を抱えた
「…ふふ、困ったね。」
英智はそう可笑そうに笑った
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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西 - この方角に福があるはずです
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クリきんとん(プロフ) - 突然コメントすみません失礼します。凛月くんが英智様のことを呼ぶとき、せっちゃんではなく、えっちゃんだったような気がするのですが、、、私の間違いでしたら、すみません。37話を見ていて、ふと思ったので、コメントさせていただきました。失礼しました (2022年3月23日 3時) (レス) @page40 id: 8473a87ec5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アニット9 | 作成日時:2021年8月16日 19時