3話 ページ4
「た、確かにっ！！」
突然の大声に2人はあんずへ視線を移す
思いっきり声を出してしまい
2人の他にも何人かの生徒の視線を集めてしまい
言葉が詰まるが
グッと堪える
「…確かに今はバラバラかもしれない…けど…
tricksterは消えません！
私が消させないから！」
ふんっと鼻息を荒らすあんず
それにスバルはうるうると瞳を揺らす
「ーっ転校生ぇ！！」ｶﾞﾊﾞｯ
「どぅわっ！」
耐えきれずスバルは思いっきりあんずに抱きついた
「…ふふ、なるほど。これは確かに面白い。」
遊莉は思わずプククと笑う
「そーゆーことだから！
俺たちは諦めないよ！」
遊莉はゆるりと口角を上げた
「あの男は好きませんが
言っていたことは本当のようですね。」
意味深なことを言う遊莉に2人は疑問符を浮かべる
「ふふ、正式に謝罪致しましょう。
数々の暴言等の粗相
申し訳ありませんでした。」
「えー？！なになに？！」
手のひら返しのように態度を一変させた彼に
スバルは困惑させられる
「あなた方の革命に力をかしましょう。
trickster。」
その赤い瞳は真っ直ぐとこちらを見据える
先ほどのような態度とは全く違っている
「えぇっぜんっ然分かんないし！
話が見えないよ！？」
「手伝ってくれるの？」
「はい。
あの男…朔間零から頼まれましてね。」
「「朔間さんが？！」」
どうやら彼、彼らは朔間零により
tricksterへの助力を依頼されていたらしい
「なにそれ！試されてたの？」
「ええ、あなた方に特別興味もなかったので。」
その言葉に2人はムッとすると
ある一つの疑問が浮かぶ
「紫咲くんはどこのユニットなの？」
「はい、僕は現在活動休止中のユニット
“Labyrinth”に所属しています。」
その名前を聞くとスバルはハッと何かに気づく
「知ってる…。
しばちゃんのところのユニットだ！」
「し、しばちゃ…？」
「ふふ、蓮のあだ名でしょうか。
そうです。
まぁ、今は2人ではなく3人になりましたが。」
「…？？？」
何も知らないあんずは2人の会話についていけず
目を回す
「あ！転校生は知らないよね。
結構凄いところなんだよ！」
「おや、光栄です。」
「去年1年生2人だけで結成されたユニットで
あるS2のドリフェスで初出場で優勝したんだよ！」
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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クリきんとん(プロフ) - 突然コメントすみません失礼します。凛月くんが英智様のことを呼ぶとき、せっちゃんではなく、えっちゃんだったような気がするのですが、、、私の間違いでしたら、すみません。37話を見ていて、ふと思ったので、コメントさせていただきました。失礼しました (2022年3月23日 3時) (
レス) @page40 id: 8473a87ec5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アニット9 | 作成日時：2021年8月16日 19時
