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24話 ページ27

ステージ裏ではライブの準備のために
スタッフの方々があちらこちらと行きかよっていた

あらゆる機材に囲まれながら3人は出番を待つ





「(頑張れぇボク!)」



ドクドクと波打つ心臓を押さえるように胸に手を当てる

頭の中で何度もシュミレーションを行っていると

優しくルイの肩に手が置かれた




「へっ!?」ビクッ



「ふふ、随分緊張なさっているのですね。


練習通りにやりましょう。」




遊莉の優しい声がけに心がいっぱいになるものの

不安の方が大きいのかルイは苦笑しか出来なかった



「へへへ…頑張るよぉ。

2人の足は引っ張りたくないしぃ。」



遊莉はその言葉に目をパチクリとさせる

そしてクスクスと笑い始めた




「な、なにぃ?!

ボク変なこと言ったぁ??!?」




その様子に困惑するルイ


相反して蓮は大して興味なさそうに見つめる





「ふふふっ…失礼。

そんなつまらないことを考えていたとは…っふふ…。」



「だ、大事なことだよぉ!」




遊莉はふぅと落ち着きを取り戻すように息を吐くと

ルイに言葉をかけた





「僕たちがルイに期待しているのは

貴方の魅せる力です。


我々のことは気にしなくて結構です。




貴方の好きなようにやりなさい。」





ポンッと髪を崩さない程度にルイの頭を撫でた




「(ボクの…したいように…。)



いいの…?」



「えぇ、振り回すくらいの威勢は見せてくださいね。」



その挑戦的な言葉はルイの闘志に火をつけたようで

先程の表情とはうって変わってギラギラとしている





「ふふーん♪


そう言われちゃったらぁ

思いっきりはしゃぐからねぇ!」




「はいはい。」





「それでは本番です!

“Labyrinth”の皆さんお願いします!」



遂にスタッフからスタートの声がかかる




「よぉーしぃ!いくぞぉ!」



「(全く…単純ですね。)


いきましょう…蓮。」




先陣を切って進むルイに遊莉も続く


蓮は無言でそれに続こうと

差し伸べられた遊莉の手をゆっくりと取った









「ーーーーー♪」



「ーー♪」



『…ーーーーーー♪』



観客席はほぼ満員で

ユニットカラーを表す青紫が

小さい光となって集合し


大きな輝きを見せていた





「ーーー♪

(楽しい!

こんなにボクを見てくれる人がたくさんいる!


今までとは違うっ!夢のようだよぉ



なんて幸せなんだろう…!)」





最高の笑顔をルイが見せれば


観客席から大きな声援が聞こえた

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作品ジャンル:アニメ
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クリきんとん(プロフ) - 突然コメントすみません失礼します。凛月くんが英智様のことを呼ぶとき、せっちゃんではなく、えっちゃんだったような気がするのですが、、、私の間違いでしたら、すみません。37話を見ていて、ふと思ったので、コメントさせていただきました。失礼しました (2022年3月23日 3時) (レス) @page40 id: 8473a87ec5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アニット9 | 作成日時:2021年8月16日 19時

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