23話 ページ26
「まぁ、タイミングと量を間違えれば確かに命取りとなりますがね。
ですが、僕が見込んだ人材です。
ハズレなわけがありません。」
「…そーかよ。」
晃牙は理解できないとでも言いたげな顔で欠伸をする
「おやおや、
素晴らしい人材ではありませんか？」
「パフォーマンスが少し得意なだけで
あれくらいのやつは他にもいるだろ。
甘ったるい見た目だけじゃアイドルなんて無理だろーが。」
「そうですね、一般的には。
…しかし、
“Labyrinth”だからこそ彼は輝けるんですよ。」
遊莉は弁当を食べ終え
音を立てずに椅子から立ち上がる
「それを証明しましょう。
楽しみですね♪」
今までにない妖しい笑顔を浮かべる遊莉
晃牙はそれを見て小さく舌打ちをした
「あ、
食事に付き合ってくれたお礼です。」
「は？」
遊莉が無理矢理晃牙に何かを寄越した
手のひらを見れば“激甘ミルクチョコレート”とパッケージに書かれた一つのチョコが乗っかっている
「あ？要らねーよ！」
「ふふ♪」
甘いものが苦手な彼はチョコを見て嫌悪感を抱き、
遊莉に対して苛立ちを覚えたのだった
とうとうライブの当日となった
楽屋で待つ3人
ルイは学院以外でのライブにドキドキと胸を高鳴らせ
落ち着きがない様子だった
「うぅ…DDDではこんなに緊張しなかったのにぃ…ぃ。」
「本番になれば意外と吹っ切れるものでしょう？
あ、蓮。その飾りは胸ではなく腕に付けてください。」
『……そう…？』
蓮達3人が身に纏う衣装はシックな茶色と鮮やかな赤と白を基調とするもので
特にルイの装飾はひらひらとしたレースやリボンが主張している
他の2人と比べると可愛らしさが目立つ
『……1つ余った……。』
「…わかりました。僕が手伝います。」
ルイは不安げな表情で2人のやりとりを見つめる
「(…2人の邪魔をしないように…頑張んないとぉ…。
無理してこの道を選んだんだから…。)」
俯きながらぎゅっと手を握りしめる
その手にはあの時宗から貰った石が握られていた
すると楽屋のドアからノック音が聞こえると扉が開く
「では準備おねがいしまーす。」
「はい。
参りましょうか。」
ルイは首を縦に振る
ステージ裏に来るまで
ルイは始終無言であった
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
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クリきんとん(プロフ) - 突然コメントすみません失礼します。凛月くんが英智様のことを呼ぶとき、せっちゃんではなく、えっちゃんだったような気がするのですが、、、私の間違いでしたら、すみません。37話を見ていて、ふと思ったので、コメントさせていただきました。失礼しました (2022年3月23日 3時) (
レス) @page40 id: 8473a87ec5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アニット9 | 作成日時：2021年8月16日 19時
