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21話 ページ24

ある日の昼時間



蓮は1人黙々と弁当を食べていた


中身は至ってシンプルでバランスの良いおかずが並んでいた


そんな彼の元に意外な人物が近づいた



「すまぬ、白華殿。

よければ共に食事をしても構わぬか?」



神崎颯馬は少し申し訳なさそうに話しかけた

蓮は口をもぐもぐとさせながら静かに頷いた


颯馬はその反応を見てパァッと表情を明るくすると

隣の席に座った




「いきなり申し訳ない。

前々から貴殿とは是非話をしたくてな。


実は気になることがあるのだが…」




颯馬はそう言ってチラリと蓮の弁当を見る




「その弁当は白華殿が直々に作られたのか?」


『………うん…、

全部……作る………たまに…。』




「おぉ!!

素晴らしい出来であるな!


実は我、料理に目がなくてな。


白華殿の弁当を初めて見た時から気になっていたのである!」



蓮は楽しそうに話す彼を見つめると

考える素振りを見せる




『………ぁり…がとう…。(で、いいのかな…。)』



「是非よかったらここはひとつ交換してくれぬか?

そして我の弁当の感想も聞かせてほしい!」




蓮は黙って弁当を差し出す





颯馬はいざ蓮の惣菜を食べると目を輝かせた



「ふむ、やはり美味である!

硬すぎず柔らかすぎないこの絶妙な食感に

ほのかな甘味も感じられる素晴らしい逸品であるな。」



『……そぅ………。』パク




続けて蓮も口に入れた




「どうであろうか…。」



『…………美味しぃ……と思う…。』



「おぉ!それは良かった!


それにしても、この惣菜の調味料はいかがなされているのか。

砂糖でも入っているのだろうか。」




『………塩……適量…

…大体は…塩かければ…美味しい…らしい……。』





「なるほど…勉強になる。

ちなみにこのおかずはーーーー」









「おやおや、残念ですね。先を越されてしまいました。」




蓮が珍しく自分以外の人と話すのを見て遊莉は笑う


手元には弁当があり

蓮と食事をするためにきたのだろう



しかし視線の先には神崎颯馬


遊莉は渋々クラスに戻る





席に座ろうとするが彼はある1人に視線を集中させた

そして面白そうに笑うと

すぐさまその人の元へ歩く




「大神さん、

お一人ですか。奇遇ですね。僕もです♪」




「あ?」






遊莉をギロリと睨む彼、大神晃牙


それをものともせず遊莉はさらに話しかけた

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作品ジャンル:アニメ
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クリきんとん(プロフ) - 突然コメントすみません失礼します。凛月くんが英智様のことを呼ぶとき、せっちゃんではなく、えっちゃんだったような気がするのですが、、、私の間違いでしたら、すみません。37話を見ていて、ふと思ったので、コメントさせていただきました。失礼しました (2022年3月23日 3時) (レス) @page40 id: 8473a87ec5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アニット9 | 作成日時:2021年8月16日 19時

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