16話 ページ19
打ち合わせから数日後
レッスン室には3つの影があった
「ひえぇぇ…。
筋肉痛だよぉ……。」
あの打ち合わせから3人は毎日練習に励んでいた
というのも今回は新曲を出すとのことで
ルイは新しく歌や踊りを覚えるのに必死であった
「少し休憩にしましょうか。」
『……分かった………。』
休憩になるとルイはペタリと座れ込み足をさする
「うぅー…筋肉がぁ…。」
「5分後に再開しますから、
しっかり水分補給してくださいね。」
遊莉は冷たいスポーツドリンクを差し出す
ルイはありがとうと言って受け取ると
冷たいドリンクを喉に流し込んだ
「はぁ…。
(情けないなぁ…、
初仕事で舞いあがっちゃったけど
ボクってよく考えたら素人同然なんだったぁ…。)」
視線の先にはまだ余力を残している先輩2人
一方はニコニコと笑顔を保ち
もう一方は無の表情
ルイは再びため息をつくとドリンクをさらに飲んだ
レッスンが終われば汗を拭いて制服に着替える
そしてルイはどんよりとした表情で教室に向かった
「(これ、朝練だったんだったぁ……、
うそぉ……。)」
受け止め切れない現実
足取りは重く、頭はただただ真っ白であった
角を曲がろうとすると
背丈の大きい何かにぶつかる
「はぶっ！
ふぇ…ごめんらさぁひ。」
鼻を押さえながら顔を見上げると
ルイは目を丸くする
まるで白いシーツが動いているかのようで
下を見れば人間の足が付いていた
「はわわわっ…！
部室で見たことあるけど、
本当に人間だったんだぁ…！」
「……失礼だね…。
まぁいい、君、影片を知らんかね。」
シーツの下から発せられる声は弱々しい
「ん？かげくんせんぱい？
えーボク一年生だから知らないよぉ。」
「…そうか。」
するとシーツがずるっと滑り落ちる
露わになったのは不機嫌そうにしかめた白い顔だった
短髪のピンクの髪はボサボサになっている
「おにーさんってもしかしてぇ、
“お師さん”…？
部室でかげくんせんぱいが言ってた気がするぅ。」
「部室…？
君が新しい部員かね。
………………。」
宗は突然表情を変える
じっとルイの頭から足先までまじまじと見つめる
ルイがその視線にハテナを浮かべていると
すぐ目の前には宗の顔があった
「えっなになにぃっ？！」
「…………。」
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 129人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
クリきんとん(プロフ) - 突然コメントすみません失礼します。凛月くんが英智様のことを呼ぶとき、せっちゃんではなく、えっちゃんだったような気がするのですが、、、私の間違いでしたら、すみません。37話を見ていて、ふと思ったので、コメントさせていただきました。失礼しました (2022年3月23日 3時) (
レス) @page40 id: 8473a87ec5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：アニット9 | 作成日時：2021年8月16日 19時
