13話 ページ16
tricksterがDDDで優勝し見事革命をやり遂げた後
学院には平穏が訪れていた
「おはようございます。蓮。」
『…おはよ……。』
蓮が1人図書室で本を読んで過ごしていると
遊莉が訪ねてきた
彼は相変わらず温厚な笑みを浮かべ
その佇まいはやはりきちんとしていた
『………どうしたの……？…』
「いえ、深い意味はないのですが。
HRが始まるまでお話をしていたくて。」
『…………そう…。』
蓮は不思議そうに遊莉を見れば、
遊莉はニコニコと微笑む
「蓮は部活どうするおつもりですか？
因みに僕は今年から陸上部に入っていますが。」
『………うん…決まってる………。』
「おや、
アイツのいる軽音部以外はどこも良いところですからね。
何処に行くつもりで？」
『………ーーーー…。』
蓮の答えに遊莉は驚くが
本人は気にもかけずただただ本を読んでいた
午前の授業は出ず
午後から参加する為、蓮は教室に入る
すると
「しばちゃーん☆
やっと会えたー！！」
勢いよくオレンジ髪の物体が突っ込んできた
蓮はそれを受け止めると
その向こうから制止の声が聞こえた
「やめろ明星。
いきなり抱きつく癖は直せ。」
「ご、ごめんね！白華くん！」
そこには北斗と真がいた
DDD前には蓮が見る限りお互い距離を取っていたが
無事tricksterとして元に戻ることができたみたいだ
「白華。お前には是非お礼を言いたい。
俺たちの革命に手を貸してくれたこと
大いに感謝する。」
「ホッケー堅すぎだろ☆」
「くっ、俺は一度過ちを犯した…！
tricksterを裏切ったも同然だ。
そんな俺が言って良いことなのか分からないが言わせてくれ、
tricksterを救ってくれてありがとう。」
深々とお辞儀をする彼を見て蓮はやっと口を開いた
『………別に………、
…頼まれた……だけ…だから……。』
「だとしても、だ。
お前は俺たちの救世主、いや恩人だ。」
「お、重いよ氷鷹くんっ！」
このままではキリがないので蓮は本で見たことのある光景を記憶の中から探り当てた
その結果、彼は何も言わずに手を差し伸べる
「？」
『………手、…繋ぐと……大体のことは…解決する…
らしい……。』
「いや、それはちょっと違うような…。」
すかさず真は突っ込む
北斗はゆっくりと顔を上げ蓮を見ると
フッと笑ってその手を握った
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
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クリきんとん(プロフ) - 突然コメントすみません失礼します。凛月くんが英智様のことを呼ぶとき、せっちゃんではなく、えっちゃんだったような気がするのですが、、、私の間違いでしたら、すみません。37話を見ていて、ふと思ったので、コメントさせていただきました。失礼しました (2022年3月23日 3時) (
レス) @page40 id: 8473a87ec5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アニット9 | 作成日時：2021年8月16日 19時
