吸血鬼によく似た彼女は暗殺教室の裏切り者にされるが……今は楽しんでいるようで

91 見舞い ページ48

冬休み

貴｢調子はどうかしら？雪村ちゃん｣

真歩達は雪村あかりが入院している病院を訪れた

茅｢茅野で良いよ｡茅野カエデも悪くないし｣

中｢災難だな｡冬休み全日入院生活とは｣

茅｢まぁ新学期にはすべりこみセーフだよ！｣

貴｢茅野ちゃん｡少し顔が赤いよ？何かあった？｣

茅｢だ､大丈夫だよ！｣

貴｢…恋？｣

茅｢え？！｣

貴｢表情使いなめないでよ〜！仮にも､中也の表情を百発百中当てた人物なんだから｡何を考えているか分かるのよ｣

中｢そのまんま返すぜ｡俺の前になると真歩は､一瞬緩やかな笑顔になるんだ｣

茅｢2人は凄いね｡息ピッタリで流石は恋仲って感じ｣

貴｢茅野ちゃんもでしょう？息ピッタリな人がいるでしょう？｣

茅｢ん？｣

貴｢渚よ｡2人はよく一緒にいるからね｡だから､茅野ちゃんを止められたのは渚だけだったのかもしれないわね｡まぁ､私と中也は太宰に止めてもらわなきゃなんだけど……｣

中｢まぁ､そういう事だ｡俺達が息ピッタリなのは､何時も一緒にいるからだ｡｣

貴｢その通りね｡……そろそろ出ましょうか｡書類が残っているわ｣

中｢わかった｡真歩は書類仕事苦手だもんな｣

貴｢あんなの塵にでもなってしまえば良いのに｡それじゃ茅野ちゃん｡また三学期に会いましょう｣

茅｢うん｡来てくれてありがとね！｣



















中｢後､3ヶ月か｡この仕事が終わるの｣

貴｢……｣

中｢寂しいか？｣

貴｢……寂しい｡あの時間が｡あの日が｡｣

中｢……この3ヶ月をどう過ごすか｡仕事が終わったら考えるか｣

貴｢うん｡｣

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